"中学2年生の義男は、友人を馬鹿にした同級生に殴りかかる。担任教師からは責められるが、自分の信念を曲げずに生きていこうと心に誓うのだった。しかしその時、共に暮らす老犬・ジョンに異変が起き…。そして、時は現代へ。新人看護婦・佐藤が担当した少女・真弓。手術から約3年半、身寄りのない彼女は長い入院生活を送っていた。ある日、真弓のもとに一組の夫婦が訪れる。血のつながりを超えた家族の絆とは――。第15回文化庁メディア芸術祭〔マンガ部門〕審査委員会推薦作品に選出された、実在する一人の医師と、その「仲間(かぞく)」の物語。"