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井田ヒロト
3.08
1872
発刊:2014.03.08 〜
既刊11巻
有名な伊香保温泉の石段街へやって来た神月と愛知はまるでカップルのように、出店や足湯を楽しむ。一方、神月たちとはぐれ、「命と性ミュージアム」を見学することになった篠岡、イエティ、一矢はその展示のあまりのインパクトに変わり果ててしまい・・・? 他、グンマのドライブスルー事情、特別史跡上野三碑の秘密、グンマの不動産の真実等々、8巻目も濃密&ハイテンションにグンマを語り尽くす!
22件の評価
うにたべたい
4.5
日本国内にありながら独自の文化や生活習慣を持ち、日本にありながら残された秘境と呼ばれるグンマ。そんな恐ろしい地にチバから引っ越すことになった高校生「神月紀」が主人公。昔、グンマに引っ越していった友人と同じ高校に通えることで、うきうきして連絡を取った神月だったが、返答は 「来るな」 と、 「グンマに来て 生きて帰ったものはいない」 だった。電車で既にグンマ内に入ってしまっていた神月は、急いで下車しようとするも、ホームに到着したはずの電車の扉は自動で開かず、同じ車両の婆さんに「この先どこまでいっても、永久にドアは開かない」と告げられるのだった。というのも、JR高崎線は籠原駅以降は電車のドアはマニュアル開閉になっていて、ボタンを押さないと開かないようになっています。そういう群馬のカルチャーや、特産、特色、群馬あるあるを、やたらに大げさに、持って回った言い方で取り上げるギャグ漫画です。栃木からのスパイのあぶり出しに上毛かるたを使ったり、激甘な焼きまんじゅうを食わせて群馬か否かを判断したり、そういう展開が続くものとなります。群馬といえば、高崎だるまとか、ハーゲンダッツ工場とか、下仁田ネギとか、ぐんまちゃんとか、思いつくだけでもいろいろあげることはできますが、連載マンガにできるくらいネタがあるのか?と思いました。むしろ"何もないことがネット上でネタになる県"くらいの感覚だったのですが、読めば読むほど、自分は群馬を全然知らなかったと感心しました。ハーゲンダッツの国内工場が群馬だけというのは有名ですが、ケロッグの工場も群馬のみだったり、あのガトーフェスタ・ハラダも群馬が本拠地だったり、群馬は海無し県にも関わらず独自の浦島伝説があったり、他県でも千葉の流山は群馬と以外な関係があったり、群馬からTDLへ伸びるサイクリングロードがあったり、なぜか群馬にはアイヌ語由来と思われる謎の地名が多くあったり etc etc...とにかく読めば読むほど「群馬すごい!」と思わせる内容でした。まさに、"お前はまだグンマを知らない"のタイトル通りで、私自身、群馬は通過したことしか無いのですが、もっと知るために群馬に行ってみたいと思わせてくれます。基本的に群馬をメインにした内容なのですが、茨城、栃木、新潟などを代表したキャラも登場します。群馬の白衣大観音と茨城の牛久大仏のバトルは圧巻です。他県のトリビア的なものも登場しますが、結局は群馬に帰着するような展開となっていて、そして結局、群馬ってすごいと思わせられました。群馬愛の詰まった作品です。良作です。
2019年9月9日:本日発売のコミック新刊
『田中くんはいつもけだるげ』完結!『凪のお暇』『ダンジョン飯』『こぐまのケーキ屋さん』最新巻が発売:今週の注目コミック発売日(9/9~9/15)
2019年9月発売のコミック新刊ラインアップ(発売日順:1日~15日)
お前はまだグンマを知らない
グラスホッパー
3.01
バカが全裸でやってくる
3.04
誰かカフカを守って
観測者タマミ
ドラゴンリバイブ
東大を出たけれどovertime
働かないふたり
3.80
Artiste(アルティスト)
3.91
山と食欲と私
3.42
「子供を殺してください」という親たち
3.36
応天の門
3.75
残機×99
3.00
鹿楓堂よついろ日和
3.71
君に愛されて痛かった
3.51
GANGSTA.
3.57
軍靴のバルツァー
3.49
妖怪の飼育員さん
3.10
ウロボロス
ヒル
3.43
JKハルは異世界で娼婦になった
3.34
女子高生に殺されたい
3.38
人間失格
3.41
チェンジザワールド -今日から殺人鬼-
3.37
彼女を守る51の方法
セブンティウイザン
3.52
兎が二匹
3.90
パパと親父のウチ呑み
3.55
ブレイブ・ストーリー
3.20
女子攻兵
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