「ホステスとして旦那(パトロン)に世話をしてもらい安定した生活を送る――私が日本へ来たのはそんな安全を得るためではありません!」他人に依存せず、夜の世界で自立した女性として生きていくために、由奈は大道寺会長の愛人になる話を断る。「女帝になれるようなホステスに育ててください!!」――そんな由奈の覚悟と情熱を買った大道寺に見守られ、ホステス修業が始まる。そしてついに、歌舞伎町の店でナンバーワンの座についた由奈。箱根旅行に同行した際、大道寺から「好きな男がいるのなら抱いてもらえ」といわれ、思い浮かべるのはホストの川島の顔だった―