物心ついた頃には始まっていた父親からの性的虐待、宗教にのめり込む家族たち。愛子は自分も、自分が生きるこの世界も、誰かに殺して欲しかった。阪神淡路大震災、オウム真理教、酒鬼薔薇事件……時代は終末の予感に満ちてもいた。「ここではないどこか」を想像できず、暴力的な生きにくさと一人で向き合うしかなかった地方の町で、少女はどう生き延びたのか。『ぼくらのへんたい』の著者が綴る、半自伝的90年代クロニクル。
2019年11月9日:本日発売のコミック新刊
「愛と呪い」最終巻、“家族”の物語を描き合うふみふみこ&渡辺ペコが対談
孤独に生き続けた少女の末路は…「愛と呪い」最終巻、ふみふみこサイン会