この漫画のレビュー

5.0
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1.0
3.78

292件の評価

4.1

13巻まで読みました

2017年のマンガ大賞 大賞受賞作で、平手友梨奈主演の映画も話題になった作品です。

いかにも文学少女然とした知的な少女が静かに読書をしている表紙と、"小説家になる方法"というサブタイトルから、「ああ、この少女が小説家になるためにがんばる話なんだろうな」と思ってページを捲ったのですが、全然違いました。
表紙の少女は気に食わないことがあると、相手が見知らぬ大人だろうが文部科学大臣だろうが即ぶん殴る武闘派で、ずけずけと物を言い、そして小説に関しては天才的な才能を持っています。
"小説家になる方法"というサブタイトルですが、小説家には開始して速攻でなります。成り上がります。
なお、本作の主人公みたいな何書いても超絶絶賛されて、失礼を働いた相手にも才能で黙らせるような方法誰にも真似できないので、本作を読んで小説家になるためにはどうすればいいか学ぼうと考えているような方向けの内容ではないですね。

あらすじは、ある日、文芸雑誌「木蓮」の編集部に、募集要項を無視した、手書きの新人賞応募作が届く。
それを読んだ編集者の「花井 ふみ」は、内容に感動し、宛名しかないその作品・お伽の庭の作者「鮎喰 響」を探すが、名前しかわからない。
彼女、鮎喰 響は、今年から高校生になった女の子ですが、コミュニケーションを取るのが苦手で、誰とでも衝突をしてしまう性格をしていました。
花井は、作家「祖父江 秋人」の娘、「祖父江 凛夏」との繋がりから、響と接触することに成功するのですが、響は相手の立場も知らない花井と初対面で殴り合いのケンカをします。
そしてその後、文学賞の審査員である作家「鬼島 仁」の顔面に回し蹴りを食らわせます。
さらに新人賞の授賞式では、壇上で同期の受賞者を後ろからパイプ椅子でぶん殴ります。
それぞれ、もちろんそうなった経緯はあるのですが、基本的に小説家・響による残虐レスラーのようなダーティーファイトが繰り広げられる展開となります。

作品の雰囲気としては"クロエの流儀"に近いと思いました。
主人公は普通に騒動を起こして周りを不快にさせる嫌な奴なので(なぜかみんなにモテモテですが)、そういうキャラが苦手な方にはおすすめできないです。

響は狂人ですが、文才自体は間違いなく、文壇上で俺TSUEEEを繰り返す展開となります。
金の卵である彼女を利用しようと企む悪い大人たちに文字通り鉄拳制裁を加える内容で、この状況をどうひっくり返すのかというところは読んでいてワクワクしました。
表紙やタイトルから受ける印象からは全く違う内容でしたが、とても面白かったです。
サスペンス要素があり、続きの展開が気になる作品で、全13巻、気付けば一気読みしていました。
ただ、前述の通り、主人公の正確に難ありのため、人を選ぶかも知れません。私は面白かったですが、賛否があると思います。

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