3.40
12
発刊: ~
既刊11巻
新刊通知
a「明日になれば、朝がくれば、苦しいことなんか忘れられる」。貧しい同棲生活の中で、愛するが故に傷つけ合う一郎と幸子。70年代の風景とファッション、時代感覚と状況のすべてがここにある。作者自身のアニメ絵コンテとダブル収録する一冊!
3.38
12
発刊: 2006.01.26 ~
既刊1巻
新刊通知
a愛ゆえに禁忌を犯した男、3年間だけ命を与えられた餓死寸前の少女、「街」を愛してしまった青年、愛する妻のために生き返った死者…。その身に殻をまとうように成長し続ける「外殻都市」を舞台に繰り広げられる、哀しくも切ない夢の残滓――全7編。鬼頭莫宏が描く、切なさあふれるヒューマン・ファンタジー!いつか存在した、忘れられた都市の物語。
1999/8/25改訂版 増刷版と描写に違いがあります。<br> 読み比べるもよし、99年版のありのままだけを読むも良し。<br> 想像の膨らむ漫画界のみせもの小屋、数奇な運命の少女の物語。<br>
樋口湖太郎は中学受験を控えたちょっとクールな小学6年生。幼い頃に母親を事故で亡くして今は多忙な父と2人、平凡だが穏やかな毎日を送っていた。ある日、湖太郎の家の隣室に美紗という不思議な少女が越してくる。美紗は湖太郎に母親がいないことを知ると「私、コタロー君のお母さんになるッスよ!」と宣言して、何かと彼の世話を焼きたがるのだった。実は美紗の正体は一人前になるために人間界へとやってきた半人前天使で――…。TVアニメ化もされたこげどんぼ*初のコミック作品『ぴたテン』が遂に電子書籍になって復活!!
アニメイトのマスコットキャラクター「デ・ジ・キャラット」のキャラクターデザインで有名なコゲどんぼ先生のマンガ作品。 母が他界し、父と二人暮らしの少年「樋口湖太郎」の隣に、突然、自分は天使だと名乗る「美紗」が引っ越してくる。 以降、湖太郎につきまとう美紗と、友人の「綾小路 天」、「植松 小星」、そして謎の少女「紫亜」とともにドタバタな毎日を送る話です。 本作はニチアサ、テレ東枠でアニメ化していました。 アニメの方は美紗に振り回される毎日を過ごすだけの内容だったように記憶していて、最終回も大きな事件はあれど大団円で終わった覚えがあるのですが、マンガは練られたストーリーがあり、結末もアニメと大きく異なっています。 キャラは可愛くデフォルメされたシーンも多いのですが、意外に鬱展開が続く重いストーリー展開となっています。 ラストは悲しみを乗り越えて、心に痛みを負いながら、それでも前に進む終わり方になっていて、途中取り返しのつかない喪失があり、読んでいてもう少し救いを与えることはできなかったのかと思いました。 アニメのお気楽展開に比べると、その絶望的な内容に驚きました。 ただ、美紗が湖太郎に好意を寄せている理由、美紗が黒い服を切る理由や紫亜の正体など、アニメではなぁなぁとなっていた伏線はすべて回収されていて、悲しいですが納得のできる作品です。 絵柄は可愛いのですが、正直なところ少し読みづらいと感じました。 ストーリーも複雑です。全8巻完結で、それほど多くないのですが、腰を据えて読むことをおすすめします。
by うにたべたい (581)