子育てに「協力している」つもりだった遠藤匠は、嫁の体調不良により、突然1歳の双子をワンオペ育児しなくてはならない状況に陥ってしまう。保育園時間に合わせての仕事調整、はじめての離乳食づくり、だけど食べてくれない!と、てんやわんや。そんな中、それぞれに事情をかかえるワンオペパパたちと出会い、目の前の状況をなんとかするため仮に一緒に住むことに……。シェアするとは何か、子育てとは何か、をめぐる、新しい家族のカタチの物語。
12世紀モンゴル高原―― 幾つもの部族が群雄割拠していた時代。キヤト氏族の少年テムジンは、謎の美女フェンリルとの出会いをきっかけに大陸全土を巻き込む戦乱の人生を歩み始めることに……! 『伝説』と『神話』が交差する、血と幻想の歴史大河ロマン!!
部活紹介の日に出会った演劇部の先輩・伊万里の演技に心揺さぶられ、演劇部の門を叩いた新入生・尾庭旭。ここなら変われるかもしれないと意気込む旭だが、待っていたのは部員不足と1か月後に役者デビューの無理難題!? 入学早々選択を誤ってしまったかもしれない(?)旭が演劇部を舞台に奮闘する青春ストーリー第1巻!!
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発刊: 2014.09.11 ~
既刊2巻
新刊通知
a美しい海に静かに進行する邪悪な陰謀をうち砕け!! イルカと人間の心を持つ少年、川平速度(カビラソクド)の冒険が今始まる!!
東京都の離島・南未島はリゾートパーク化していて、多くの人が観光やダイビング目的で訪れていた。 近代化した島では、若者がモーターボートを使って舟を襲う、海賊が海を謳歌していた。 そんな海で特に危険と一目置かれる海賊・モーターシャークの若いヘッド「川平速度」が本作の主人公。 ソクドは、本日も天気晴朗の中、ダイビングに楽しむ観光客を襲って荒稼ぎをしていたが、マナというガイドをやっている女に諭され、同時に彼女に惚れてしまう。 マナに自分を認めさせるため、船が消える海域・カンビキに乗り込んだソクドは、そこで恐ろしい光景を目の当たりにし、その後高スピードでイルカに衝突、そのまま消息不明となってしまう。 ある日、カンビキで謎の船に襲われ、絶体絶命のマナの前に現れたソクドは、イルカの脳を移植された姿となっていた。 山田玲司のガイア理論、地球システムへの傾倒が全面に出された作品です。 全2巻完結となってしまっていますが、2冊は第1部で、あとがきなどに続けようとしていた形跡が見られます。 1部完とはいえ、“続く”という終わり方ではなく、2冊でも十分完結しています。 また、宇宙船地球号の意識の高い搭乗員でなくても楽しめる作品となっているので、山田玲司の泥だらけのアドベンチャーが好きなだけの方にもおすすめします。 主人公がかっちょいいです。 非リアドーテーカメオタクなどではなく、頭は悪いがモータースポーツで選手だった男で、海賊のヘッドなんぞを務めている優秀な人物です。 山田玲司作品は主人公がヘタレだったり、コンプレックスの強い人物だったりするのですが、本作の主人公は元から高スペックです。 そんなやつがイルカの能力を手に入れたので、知能指数600のスポーツ万能な科学者がバッタの能力を手に入れたようなもので、アメコミヒーローのように立ち回り敵組織を壊滅させます。 特定のヴィランはいないですが、環境を破壊する組織に対してイルカの力を借りて戦うドルフィン・ブレインは、山田玲司が描きたかったガイアの戦士なのかと思います。 続編読みたいです。もう難しいでしょうけど。
by うにたべたい (581)平凡な女子高生・構本海は、ある日隣のクラスの美人・瀬川晶に一目惚れしてしまう。自分の気持ちに戸惑いつつも、どこかミステリアスな雰囲気を持つ瀬川と仲良くなりたいと願う海だったが…
あの日の君に、今なら答えを伝えられる気がしたんだ──中学校教師の室町は、慣れきった毎日をただ無気力に過ごしていた。だがある日、巣から落ちたツバメの雛を一緒に助けたことからひとりの女子生徒と話をするようになり…。一瞬のきらめきを描く表題作「青に光芒」。“どーでもいい事を全力で”がモットーのイヨ。決して深刻にならず、自由に、お気楽に。でも、そんな日常をふいに変えてしまう少年と出会って…「花咲くマーブル」。青春の痛みがやわらかく心に突き刺さる。俊英が描き出す4つのストーリー。【収録作品】青に光芒/雨が止んだら/17才の標本/花咲くマーブル