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作品数:9
全338件
memory
3.9
3巻で短いお話だったけど面白かった。
予告犯
レビュー(173)件
完結・全3巻
うにたべたい
3.4
"マンホール"という作品が長崎県の青少年保護育成条例で有害指定を受けた経緯のある筒井哲也のディストピア作品。都道府県の条例で制定していた有害図書指定を一元化してコントロールする法案が可決されたことにより、有識者の諮問会議によって一般的な表現であっても、描かれたマンガの表現を害悪と指定するようになった社会が舞台です。主人公はデビューしたての漫画家で、そのデビュー作が圧力を受けてしまい、掲載誌が回収騒ぎになってしまう。クレームを恐れて作品をねじ曲げるか、有害指定を受けながら描き続けるかの岐路に立たされるという内容です。マンガにおける表現の自由というのは今も昔も変わらずに存在する大きな課題であり、ある程度の規制と、その規制を決定する議決機関の存在は表現の自由を守る上でも必要です。一方でその議決機関が表現の自由を束縛する場合も当然あり、一時話題になった非実在少年に関する条例なども、可決されていれば本作のような世界も夢物語では無いわけです。そういう意味で現実に近いディストピア感があり、読んでいて考えさせられるものがありました。作中の表現は諮問会議を悪とする方向だったように思えますが、必ずしも悪とはしておらず、その意見に100%の反論もできないような描き方になっています。また、1954年、ドイツのワーサム博士の研究書から発生したアメリカのモラル・パニック、漫画の出版禁止運動や漫画本の焚書についても取り上げられており、そういった漫画の歴史を知らないままでいる方には勉強になる作品だと思います。ただ、ラストは「え、なにこれ?これでおわるの?」という感じの留意の下がらない終わり方でした。主人公が漫画家で、漫画家目線でしか語られなかったためか、いまいち結論が見えなかったです。結局のところ漫画家が食えなくなるから、漫画家が好き勝手に描くことができずストレスが溜まるからいけないのだろうか、そうではない、そういうことを伝えたいわけでは無いと思うのですが。テーマは良いのですが短すぎるのが個人的に残念でした。もう少し深く読みたかった。
有害都市
レビュー(25)件
完結・全2巻
せーふぁ
4.0
作者の筒井哲也先生は『マンホール』で実際に有害図書指定を受けたことがあります。そんな作者が、「有害図書指定」をテーマに描いたのが本作。主人公は漫画家。"表現の自由"が大幅に規制されたディストピア的世界で、ホラー、スプラッタ漫画を発表するも「有害図書」として規制されて思うように発表できない苦悩を描く作品。実際に現実でも、オリンピックに向けてコンビニから成人向け雑誌が消えたのは記憶に新しいですよね。エログロナンセンス、漫画はそれ込みでの日本のポップカルチャー。行き過ぎはよくないですけどね。文化は文化。それを再認識させてくれる作品でした。
パンよりうどん
漫画をはじめとする文化を守っていかないとという気持ちにさせてくれる
ヒノデ
3.8
ノイズという漫画を読んだ。本作の舞台は、とある集落。主人公は、そこでイチジクを特産品に町おこしをする男(泉圭太)。そして彼の前に、過去にメディアを騒がせた殺人鬼が現れる、、、。ページをめくる度に思わぬ方向へと物語が転じていく。「予告犯」を生み出した鬼才が、新たに世に放つ衝撃のサスペンス作品。彼らは一体、どうするべきだったのだろう?
ノイズ noise
レビュー(51)件
しゃもじお兄さん
3.6
確かに"マン"ホール。
マンホール
レビュー(30)件
既刊3巻
ryummm
3.7
綺麗にまとまっててよかった
ガンニバルと合わせて読みたい閉鎖的田舎殺人サスペンス。
ばんばん
2.2
画力にインパクトないけど、設定やら構成がすごい
八田モンキー
短いけど面白い
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