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作品数:4
全78件
ぽんぽん
4.1
芦奈野ひとしと全く同じ琴線を持っているので、感動しないわけがない。
カブのイサキ
レビュー(15)件
完結・全6巻
3.8
芦奈野ひとし、ゾーン入るの好きすぎな。1巻冒頭が一番良かったというか、私のユートピア。
コトノバドライブ
レビュー(10)件
完結・全4巻
4.8
あまりにも甘美な、終末と日常。あまりにもユートピアすぎてどうかと思うが、否定出来ない感動がある。過ぎて行く。知らない、無くなっていく景色。細々と、終わりに向かっていく日常。ゆるやかに瓦解し、消えて行く。切なく安らかに。とろりと微睡み。ゆったりと静かに。私はここで、待っている。
ヨコハマ買い出し紀行
レビュー(42)件
完結・全14巻
きまぐれ
4.4
このレビューにはネタバレを含みます。
コマが他の漫画と比べて明らかに少ないのに演出がどれも効果的な為印象に残るコマやシーンが多くめちゃめちゃ充実している。タテの道のサヨリの時のような緊張感と疾走感ある演出やイサキが富士山でトリップした時のような一気に惹き込む演出が変幻自在ですごすぎ。好きマンガ。
山形
4.5
ここまで巧妙な漫画を久しぶりに読んだ気がする。読後の余韻が凄まじく、イサキたちの旅がフラッシュバックする5巻でのイサキが現実に引き戻された描写は本当に一瞬でイサキも我々読者も夢うつつのような感覚になる。なのでその時は少しの違和感はあるものの気にしない。実に巧妙である。富士山の頂上は現実に限りなく近い場所ゆえの一瞬の覚醒のトリガーになったように思う。イサキがみた、イメージする北の塔、富士山、伊豆、西の塔などに霧がかかったような演出も結末に活きてくる。最初から最後まで芦奈野ひとしの掌の上で非常に楽しい読書体験をさせてもらった。
ふかえり
メリハリのある陰影、飛行機の走行中のリアリティなど、迫力のある画面が多くて読んでて楽しかった。地面が10倍になったという設定に言及されていたのがよかった。
5.0
ゆるやかに滅びゆく世界で、のんびりコーヒーを飲む。幻想と郷愁の融和がとても素敵。大好きな作品。
ワシ
3.0
5〜10ない
ヨコハマ買い出し紀行 新装版
レビュー(9)件
既刊10巻
せーふぁ
4.0
なぜか地表面積も山も10倍の大きさになっている世界で、車の代わりに飛行機が移動手段。主人公のイサキは、自営業を営む隣人のシロさんにこき使われ、飛行機・カブを使って今日も配達へ。カブを駆って空を飛ぶ描写は、読むうちに本当に自分もイサキと飛んでいるような感覚になります。なにより、浮遊感が心地良いのです。それは10倍もの大きさの世界という何の説明もなしに提示された設定と、風景があまり細かに描かれていない描写によるものでしょうか。お話ですが、序盤はのんびりとした日常ものかと思いますが、ところがどっこい考察要素にあふれたSFです。読み終わると衝撃がすごい。すぐ2周目にいっちゃいます。不思議な魅力にあふれた作品です。
うにたべたい
改めて読み返してみましたが、すごい話だと思います。もう、随分前に連載終了しているのに、全く色褪せないばかりか、懐かしいのに新鮮な気持ちにさせてくれるような。作中の詞で言うところの、“お祭りのようだった世の中”が落ち着いて、“後に夕凪の時代と呼ばれる”未来の日本が舞台。作中の状況についてはっきりと明言されてはいないのですが、どうやら都市は水没し、文明は衰退、人類は滅びに向かっている様子です。そんな中、カフェ・アルファを営みながら、オーナーの帰りを何年も待ち続けているロボット、アルファさんと、周囲の人々の話。地球を周回する謎の巨大飛行機、異様に育った果物、ロボットたちの出生の謎、人の形をしたきのこのような物体など、作中今の状況を読み解くようなTipsは登場するのですが、謎は解き明かされることなく、連載は最終回を迎えました。そんなわけで、ストーリーはあっても断片的なため、アルファさんのてろてろとした日常をぼんやりと描いたものになっています。文章が少ない、というか話によっては「んー」とか虫の声だけとか、そういう回もあります。確かに、世界は破滅に向かっている雰囲気があるのに、悲壮感は感じられず、穏やかな時の流れを感じさせる作品です。ただ一方で、作中には時間の経過があり、海はどんどん迫り上がって、子供が大人になって親になるのですが、アルファさんたちロボットは老いずに、カフェ・アルファで変わらぬ日々を過ごしてゆく。人類が終焉を迎え、彼女たちの可動が止まるその日まで。月琴という楽器が出てくるのですが、本作の雰囲気にもあって素敵です。欲しいなー。
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