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芦奈野ひとし
3.73
551
新刊通知
発刊:2008.10.23 〜
完結・全6巻
15件の評価
ぽんぽん
4.1
芦奈野ひとしと全く同じ琴線を持っているので、感動しないわけがない。
きまぐれ
4.4
このレビューにはネタバレを含みます。
コマが他の漫画と比べて明らかに少ないのに演出がどれも効果的な為印象に残るコマやシーンが多くめちゃめちゃ充実している。タテの道のサヨリの時のような緊張感と疾走感ある演出やイサキが富士山でトリップした時のような一気に惹き込む演出が変幻自在ですごすぎ。好きマンガ。
山形
4.5
ここまで巧妙な漫画を久しぶりに読んだ気がする。読後の余韻が凄まじく、イサキたちの旅がフラッシュバックする5巻でのイサキが現実に引き戻された描写は本当に一瞬でイサキも我々読者も夢うつつのような感覚になる。なのでその時は少しの違和感はあるものの気にしない。実に巧妙である。富士山の頂上は現実に限りなく近い場所ゆえの一瞬の覚醒のトリガーになったように思う。イサキがみた、イメージする北の塔、富士山、伊豆、西の塔などに霧がかかったような演出も結末に活きてくる。最初から最後まで芦奈野ひとしの掌の上で非常に楽しい読書体験をさせてもらった。
ふかえり
メリハリのある陰影、飛行機の走行中のリアリティなど、迫力のある画面が多くて読んでて楽しかった。地面が10倍になったという設定に言及されていたのがよかった。
せーふぁ
4.0
なぜか地表面積も山も10倍の大きさになっている世界で、車の代わりに飛行機が移動手段。主人公のイサキは、自営業を営む隣人のシロさんにこき使われ、飛行機・カブを使って今日も配達へ。カブを駆って空を飛ぶ描写は、読むうちに本当に自分もイサキと飛んでいるような感覚になります。なにより、浮遊感が心地良いのです。それは10倍もの大きさの世界という何の説明もなしに提示された設定と、風景があまり細かに描かれていない描写によるものでしょうか。お話ですが、序盤はのんびりとした日常ものかと思いますが、ところがどっこい考察要素にあふれたSFです。読み終わると衝撃がすごい。すぐ2周目にいっちゃいます。不思議な魅力にあふれた作品です。
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