漫画一覧

『美代子阿佐ヶ谷気分』の書影

美代子阿佐ヶ谷気分

3.30

265

発刊: 2000.6.6 ~

既刊1巻

「美代子阿佐ヶ谷気分」「軍刀」「無頼の面影」「阿佐ヶ谷心中」「ピストル」「川」「静かなピンク」「落下傘」「恋愛」「キス」収録。私は三十二歳の頃に分裂病を発病し、以来、十七年間まともな考え方が出来にくくなった。今回の作品集は、分裂病以前の作品であるが、発芽の模様はすでにある。――私はいつ死ぬか判らないが、漫画も小説も油絵も死ぬまで画く事になるかも知れない。(安部慎一)

『街の灯』の書影

街の灯

247

発刊: 2003.3.2 ~

既刊1巻

『口の興奮』の書影口の興奮

口の興奮

3.23

194

発刊: 2001.4.2 ~

既刊1巻

1970年半ばから80年代にかけて突如現れ、アッという間にポルノ劇画界を席巻し、その後消えた山村真介。彼の描く女性は、母ごとく優しく強く、読む人に訴えかける。まるで真介の妻、節子のように。その節子に初めて会った文芸誌の新人賞を受賞した里見は、1年後に彼女と肉体関係をもってしまい…。(ポルノ劇画家 山村真介)/ ほか、意趣返し・獣愛・愛奴・あいびき・こころ・親子将棋・淫らな娘・堕ちる・日の興奮 など、異色エロス作品、全10編を収録。

『名美returns』の書影

名美returns

167

発刊: 1993.0.5 ~

既刊1巻

歯が揃っていることが自慢の130歳になる老人と、広い家に二人きりで暮らしている青年。その青年が老人を怖がっているいることに興味津々の隣の家族が遊びに来た時…。(むし)/ 朝から頭痛に絶えきれなくなった青年は、薬局に行くため坂道を下りアスファルト道へ。だが、そのアスファルトは暑さでベトつき…。(アスファルト舗装)/ ほか、ある彫像・音・桃色遊戯・荒唐無稽譚・100キロ重量・カラスかんざぶろう・海女の季節 など、鬼才が描くシュールな世界、全9編を収録。

『マリア』の書影

マリア

157

発刊: 2003.5.0 ~

完結・全2巻

『天国』の書影天国

天国

3.10

148

発刊: ~

既刊1巻

九州に帰ってゆっくり過ごすため、引っ越すことを決めた若夫婦。だが、まだ部屋も決まっていない。その夜、店が終わった後、ビリヤード場に寄った夫だが…。(トマト)/ 自由奔放な嫁、よし子に、舅は見事な嫁だと感心するが、舅が亡くなった後、よし子と夫との間は…。(よし子の幸福)/ ほか、村上の休む日・巨人・月・屋根、そしてその独特な作風で描いた表題作「天国」の全7作品を収録。

『河童の居る川』の書影

河童の居る川

143

発刊: ~

既刊1巻

昭和23年頃、小便臭い狭い露地が無数にあり、あやしげな家が建ち並ぶ京成線T駅付近。ここに京成サブの異名で呼ばれる男がいた。ケンカは無敵だった京成サブが、おそろしくケンカ慣れした3人組に襲われ、惨敗を喫した。その後、彼は街から姿を消すが、1年後に再び現れた時には、片目を失くし、より凄みを増していて…。(懐かしのメロディ)/ ほか、河童の居る川・二人三脚・或る風景・いざ歌謡曲・ある鯉の話・ヘビの雨宿り・再会・つげ忠男劇場 の全9編を収録した異色作品集。

『舟に棲む』の書影

舟に棲む

142

発刊: 2000.7.2 ~

完結・全2巻

ジーンズショップの経営者であり、売れない小説家の津田健太は、釣りに魅入られ、漁師から8万円でボロ舟を購入。店を息子に任せ、ボロ舟を改造してその舟に棲めるようにした。そして、船から釣る魚の大きさと種類に感動する。船からの釣りを楽しみながら、健太は昭和30年以前、舟を家代わりにしていた舟上生活の人々を思い出し…。

『無頼平野』の書影

無頼平野

115

発刊: 1994.4.0 ~

既刊1巻

孤高のカルト漫画家、つげ忠男の殺気あふれるアナーキーな作品世界。「無頼平野」「無頼の街」「与太郎犬」「旅の終わりに」など代表作7編を収録。――発作的にというか、衝動的にというか、これまでわたしは、無頼漢・与太・チンピラ等といった手合いを主人公に据えた漫画を時々描いている。多分それは、なんとなく宙ぶらりんで不安定な生活情況からの唯一の逃げ場であり、放蕩無頼・気ままに遊べるフィールドではなかったかと、今ならそういうふうにもいえる。(つげ忠男)

『海のタッチ』の書影

海のタッチ

113

発刊: 2000.0.6 ~

既刊1巻

『けもの記』の書影

けもの記

113

発刊: ~

既刊1巻

ある日の夜、場末の酒場で飲んでいる危険な匂いのする男は、パトロン持ちの酒場の女将を、2階の薄暗い部屋で抱き、そのままそこに居着くのだが…。(けもの記)/ ほか、釣り師熱唱・シンプルライフ・失敗作(原題 風のように)・懺悔の宿・ある予感・流れ者たち1・流れ者たち2・けもの記1・けもの記2・けもの記3・けもの記4 の全11編を収録。

1年に一度、7~8月の夏場にしか獲ることのできないベンケイと呼ばれる変顔の巨魚。白身で脂が乗り、煮てよし焼いてよし、フライも抜群にうまいという。そして、レモン汁をかけて食べる刺身は絶品。そのベンケイに興味を持った男は、漁に誘われ現場へ。そこで見た半裸の男女がベンケイを獲る光景に仰天する…。漫画家として厳しかった時代の作品集。

『成り行き』の書影

成り行き

104

発刊: 2015.9.2 ~

既刊1巻

閑静な住宅地の外れにある、桜の木が1本あるだけの広い公園。その桜が満開の季節、花びらが散る情景に一人感動する中年男。だが、公園にやって来た美しい女性と青年が突然、殴り合いのケンカを始め…。(夜桜修羅)/ 釣りを楽しんでいた初老の二人の男が、若い女性と共に成り行きで若い男を殺してしまい…。(成り行き)/ ほか、絵にした禅の言葉・「懐かしのメロディ」46年後・懐かしのメロディ(リメイク)・懐かしのメロディ(旧作) の全6編を収録。

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