あなたは、自分のお気に入りのお店がありますか?でも、ちょっと足が遠のいている間に、いつの間にか閉店してしまう。そんなとき、あなたならどうしますか?悲しむ? 別の店を探す? それとも、自分で店を作る…?人付き合いが苦手で真面目だけが取り柄の枷耶子と、人に取り入るのが上手い枷耶子と正反対の性格の従妹・のえる。二人は、カフェ併設の和雑貨屋「くくりや」が大のお気に入りだった。店長の杜紫さんとも親しく付き合っていたが、店は突然閉店。心の中の大事な場所がなくなってしまったような喪失感を覚える枷耶子とのえる。それを取り戻すため、二人は自分たちで店を作ることを決意する。「傘寿まり子」のおざわゆきが生み出す新たな冒険譚。読むと自分でもお店を作ってみたくなる、『お店』経営物語 !
NY育ちの少年・オンが、料理上手な兄(実は天狗!)とおくる、不思議でおいしいスローライフ。自分が天狗の末裔であることを知らされたNY育ちの少年・オンは、しきたりにより、14歳の1年間、日本で兄・飯綱基と隠遁生活を送ることに。天狗といっても特別な力はなく、畑仕事や料理を楽しむだけの生活に肩透かしなオンだったが、兄に羽が生えていることを知って大興奮!オレにも天狗パワーが目覚めちゃうかも!?『千年万年りんごの子』『地上はポケットの中の庭』の田中相が描く、四季折々の兄弟暮らし。
WEBデザイナーとして働く春沢日向のもとに、高校2年の時に失踪してしまった親友・音無空の遺体が発見されたと連絡が入った。当時空とともに所属していた美術部の仲間、長谷部長、常盤副部長、篠原先輩らと通夜へ参列するが、そこで空が失踪直前に描いた絵を見た篠原が何かに気づく…。だが篠原は何者かの手にかけられ、さらには日向も襲われてしまう。絵を守ろうと必死に抵抗するが、日向の意識は次第に途切れてゆく…。そして目覚めるとそこは“あの日”の“あの場所”だった――!!親友の失踪と死の真相とは!? そして絵に隠された秘密とは!?戦慄のタイムリープサスペンス開幕――!!