本の内容 山岸凉子、エジプト神話の精髄。 美人の妹・ネフティスを妻にと望む王オシリス。だが、彼に定められた妻は、もう一人の妹“イシス”だった。
3.11
201
発刊: 1998.11.01 ~
通常版・他4作品
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a3.00
201
発刊: 2009.03.05 ~
既刊2巻
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a3.00
200
発刊: ~
既刊3巻
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a諸星ワールドが存分に楽しめる快作。 「西遊妖猿伝」の竜児女の生まれ変わりとも言える、妖艶かつ剛胆、腕が立ち任侠に篤い、知性鋭い美女が大活躍する、痛快な伝奇物語。 とにかく玉英こと碁娘が格好いい。 伏線を効かせたり、ハラハラさせたりで読者を飽きさせない。編中の碁の作図が「ヒカルの碁」のようにかっちりしていればなお良かったが、娯楽に徹したと解釈すればそれもよし。 多分に、「西遊妖猿伝」で志半ばで散っていく竜児女への思いもあろう。というか、竜児女の人気のあまりの高さに、彼女を主人公に一編をと言うのが真相か。 どちらにしろ碁娘を竜児女の生まれ変わりと見て、「西遊妖猿伝」と併せて読めば面白さ倍増。勿論「西遊妖猿伝」も五つ星の面白さ。