3.22
377
発刊: 2012.05.11 ~
完結・全1巻
新刊通知
a父親が遺した宝の地図を発見したピート少年は、父親の親友だった船長とともに、宝探しの航海へと出発する。ところが、途中海賊のボアールに襲われて乗組員たちは捕まり、さらに悪いことは重なり、嵐に遭遇し海賊船が沈没してしまう。かろうじていかだをつくり難を逃れたピート少年と船長だったが、やがてたどりついたところは見知らぬ孤島だった。そこでふたりを待ち受けていたものとは……!? <手塚治虫漫画全集収録巻数>未収録 <初出掲載>1947年1月30日発行 育英出版
3.08
374
発刊: 2015.12.09 ~
既刊2巻
新刊通知
aあるところによく打ち切りをくらう漫画家がおりました。漫画家が暗い部屋から外を眺めていると、子供たちの歌声が聞こえてきます。「ありのままの~♪」漫画家は思いつきました。子供向け漫画を描いて人気者になればこの暗い部屋からありのままに出ていけるかも知れない。そこでパブリックドメインとなった原作を探し、ついにとある童話に目を付けたとさ。
3.45
373
発刊: 2012.05.18 ~
完結・全13巻
新刊通知
a紳士服の聖地と呼ばれるナポリに“究めし職人”と呼ばれる日本人がいた。彼の名は織部悠。伝説の名仕立て職人マリオ・サントリヨが唯一認めた弟子である。彼が受け継いだ至巧の技とナポリの伝統が結実する時、そのスーツは纏う者の人生をも変えていく──。
数十年の眠りから覚めた、不思議な動くかかし・エルザ。彼女は自分を目覚めさせた女子中学生・朋の力を借りて能古島で暮らしていくことにする。島で仕事を見つけたエルザは、傘職人への夢を抱く朋を応援しながら、島での生活を始めていく。不思議なかかしと多感な少女の友情と青春を描くハートフルファンタジー!![取材協力:のこのしまアインランドパーク]
舞台の能古島は、博多湾に浮かぶ島。作中の自然公園も実在なのだそうです。季節の花が咲き乱れる所らしく、カバー絵は菜の花でしたが美しいですね。行ってみたい……。 登場人物は、かかしです。カワイイけど、人間らしい頭部と衣装に、棒の手足は若干違和感がありますね。でもこの違和感が「話し、動くかかし」の由来や不思議さをいつも考えさせる。 かかしのエルザさんは、前向きで明るく、花畑に立つ姿は手を広げてはしゃぐ女性の愛らしさ。そして行動力があり、自分の在り方を自分で決めようとする強さを持つ。そんなエルザさんを見つけ、目覚めさせた中学生の朋ちゃんは、やりたい事があって踏み出し始めたところ。 内気な朋ちゃんはエルザさんに勇気をもらい、エルザさんは朋ちゃんに友情をもらって、共に歩み出す……そんな心温まる第1巻。 能古島の光景やカラフルな日傘に囲まれて、エルザさんの過去や朋ちゃんの成長をゆっくり追っていきたい、不思議で美しい作品になりそうな予感。 ▲▼ ▲▼ ▲▼ タイトルの「ほとめく」は博多弁だそうです。カバー下の表紙に解説があります。意味を知ると、エルザさんのこれからが見えてくるようです。
by あうしぃ@カワイイマンガ (7)