6巻
マルケンが紗月に助けを求めている姿を目撃してしまった拓也は、植松に対してさえ抱かなかった嫉妬をしてしまう。マルケンに対してどういう気持ちを持つのか自分でも分からなくなった拓也は、夏休み、紗月の家で3人で受験勉強をすることを提案する。そして、奇妙な3人の関係が始まった。夏休みも終わりに近づいたある日、3人は夏休みの思い出作りとして海に出かける。そして、その楽しい1日を終わらせたくない3人は、時間のあることを確認して洞窟へと探検しに行くのだった。しかし、そこで待ち受けていたのは強風と大雨であった。その風雨にさらされた中で3人の本当の気持ちが分かってくるのだった。