6巻
ジャパン=ユース=オーケストラのソリストの座をかけたコンペは、自由曲の審査まで進んだ。けれど麻里の挑発的な態度に振り回される里緒は、集中して練習することもできない。羽宗の励ましでなんとか自分を取り戻そうとする里緒。そんな彼女に麻里は1つの賭けを申し込む。コンペに負けたほうが、羽宗を諦めろというのだ。勝負を受けた里緒だが、麻里と同じ曲を選んだせいで一緒に演奏し審査されることに。本番の時間になり、舞台にあがった2人。そこで里緒は、病弱な麻里の体調がよくないことに気づく。これなら勝てると一瞬思った里緒だが、麻里の弱い音を気遣い、審査中に即興演奏を始めてしまって…!? ●収録作品 おしゃべりなアマデウス