4巻
軽井沢の合宿中、とうとう羽宗と結ばれた里緒。幸せいっぱいのまま演奏会の日を迎える。会場についた里緒たちを待っていたのは、客席に入りきらないほどの観客だった。緊張しながらも見事な演奏で応える里緒。コンサートは大成功のうちに幕をとじる。夏休みも終わり元の生活に戻った里緒と羽宗のもとへ、プラハ=フィルの来日コンサートへの出演依頼がくる。ところが、打ち合わせに同席したヨーロッパ注目のバイオリニスト・クリスは、里緒の演奏は羽宗に助けてもらっているだけだと言う。羽宗の才能を甘く見るなと責められショックを受けた里緒は、出演を辞退。1人のソリストとして自立したいと焦るが…!? ●収録作品 おしゃべりなアマデウス