2巻
沢村音楽学院に入学した里緒に、ひどい仕打ちを与える実穂子。実は、彼女は里緒の母親を憎んでいて、里緒を母親と同じ音楽の道には進ませないつもりだったのだ。たまらなくなった里緒は、家を飛び出して羽宗の親友・堂本のところへ転がり込む。実穂子にも羽宗にも、もう会えないと泣き崩れる里緒。けれども、そこへやってきた羽宗は、そんな里緒を優しく抱き寄せてキスをする。「おまえはおれのものだ」という羽宗の言葉に勇気づけられる里緒。以前にも増して仲良くなった2人だが、羽宗の恋人だという優香が急接近。あえて難しい曲でコンクールに臨もうとする里緒の伴奏を引き受けると言ってきたのだが…。 ●収録作品 おしゃべりなアマデウス