8巻
プライベートアクトレスの志緒。彼女はある時、街角でフィリピン人と日本人とのハーフ・マリコと出会う。女優になり、父親と会うのが夢だと言うマリコ。少し境遇の似ている二人は意気投合した。語学やダンスのレッスンなど、志緒はあれこれと世話を焼いてやる。その内、マリコはあるオーディションを受けたいと言い出した。両堂沙都香の映画の脇役を選抜するものだ。沙都香の恐ろしい本性を知っている志緒は、やめさせようとするが、彼女は受けたいの一点張り。審査員の中に父がいるからなのだという。その父とは、会社をいくつも経営する実業家、そして沙都香のスポンサーである山形彰宏だった…・・