7巻
ケガで女優生命を絶たれてしまった母・永沢さゆりと別荘で夏休みを過ごす志緒。のんびりしていたところへ、さゆりの往年のライバル・大地瑠理子が、侮辱するような電話をかけてきた。そんな時、プライベートアクトレスの仕事で、瑠理子の付き人役の話があると聞いた志緒は、自ら立候補する。清純派女優の母と、対極にある瑠理子に興味があったのだ。彼女と一緒に仕事をしてみて、悪評を気にするナイーブな一面や、酔って暴れるひどい姿を見てしまう志緒。聞けば彼女が荒れ出したのは、ここ4~5か月前からなのだという。それはちょうど志緒の母がケガで引退した頃。瑠理子の、女優としての苦悩に思いを馳せる志緒だが…・・