大人じゃないけど、子供でもない。青春っていうにはまだちょっと早い。真っ白な子供時代からだんだん「青春」の青に染まってゆく「水色」のとき…。今日は中学校の入学式。新入生の優子は、新しい生活への期待に胸をふくらませています。その後、友達のタカちゃんと一緒に、ブラスバンド部に入ることにした優子。かっこいい男の先輩もいて、なんだか楽しい毎日になりそうです。ところが翌日、友達からブラスバンド部内では「イジメ」があるらしいという噂を聞いてびっくり! 実際、こわそうな女の先輩に、ほかの新入部員が泣かされてしまう現場を見てしまった優子とタカちゃんは…!? ●収録作品/新 水色時代/水色時代―12歳の季節―
3.14
8
発刊: 2004.07.26 ~
完結・全1巻
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aごく普通のOL・矢野まひろ。同窓会で恭一と再会したのが運のツキ、サディスト男の恋奴隷となるのだった。彼に弄ばれまくりのまひろは、身も心もすっかりボロボロ…。なのにこの「愛の泥沼」から抜け出せないのは一体なぜ?幸せの岐路で苦悩する彼女を待ち受けるものとは!?収録作品:あたしはそれを我慢できない/支配より優しく/ウチにおいでよ!/ナメときゃ治ります!/それを優しくナメときゃウチは治ります
3.03
8
発刊: 2004.09.28 ~
既刊2巻
新刊通知
aよりぬきあさりちゃん (上) (てんとう虫コミックス―Tent〓musi comics library)
戦隊もののヒーローに憧れる英雄は、ふとしたことで知り合った女性と一晩をともにすることに。何も覚えていない英雄は、責任をとろうとするが…北崎拓の人気ラブコメディ、待望の第一巻!
カメオタクで女の子に全く相手をされなかった秋は、憧れの女の子・ユイと同じ大学に入学したのをきっかけに大変身する!三人の女兄弟に鍛え上げられ、女の扱い上手のカッコイイ男になる。しかも、少女の願いである好きな女以外とはHしないという「Bバージン」を貫く男に!しかし、あまりにも女の扱い上手な秋のことをユイは「遊び人」だと勘違いしてしまい、秋の想いを真剣に受け止めようとしなくて…!?モテないキミはもちろん、モテるキミも必読!!モテマクリ男へ大変身の恋愛必勝マニュアル!!
ドーテー非リアのカメオタク・住田秋が、一目惚れした女の子・桂木ユイに釣り合うため、3人の姉妹による死ぬ気の特訓で華々しい大学デビューを果たし、様々なテクを駆使してユイを落とそうと奮戦する。 題材が結構エグいです。 大学のナンパサークルという、きれいな言い方をすれば刹那的な愛に溢れた箱で、カリスマとなったチャラ男、然して、その正体は根暗な亀オタク、イタい男性遍歴をもった姉に組み込まれたBバージン(好きな女性以外とはヤれないため未経験)の宿命を背負い、キャンパスNo.1の女王の誘惑にも負けず、ただ一人の女の子を落とすため奮闘する話です。 レディースコミックスでヤッたのヤラないの、奪ったの犯されたのは結構普通にありますが、青年コミックスでこれは珍しいと思いました。主人公はちょっとおかしいくらいに純情なのですが、周囲の人物はいい感じに上の下、中の上ランクの文学部の大学生といった感じです。 少し前の作品のため、今読むと古く感じる場面もありますが、流行が違うだけで、今読んでも十分面白いです。 かつて非モテのバイブルと呼ばれただけあって、しばしば挟まるモテテク講座も現在に通用する内容と思います。 ただし、これを読んで俺も遊んでやろうという輩は、痛い目を見るのが落ちなので注意が必要です。できるやつはすでにやっているので。 非リアが脱皮するためには、血の滲む特訓が必要ということを、本書は教示しています。 イケメンが口説いたり、戦ったり、誤解されたり、守ったり、秤にかけたり、そしてたどり着く話です。 ラストは普通に泣けました。好きなマンガの一つです。
by うにたべたい (581)3.68
8
発刊: 2002.07.01 ~
既刊1巻
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aいましろたかし最初期の連載作品である「ハーツ&マインズ」と「ザ☆ライトスタッフ」を一挙再録。さらに、単行本未収録だった短編4本と、松本大洋、糸井重里、新井英樹、松尾スズキ、呉智英といった多数の著名人からの祝辞を追加収録した、題名どおりの豪華な作品集。 <p> 「ハーツ&マインズ」では、若者、というには少しだけ年をとってしまった登場人物たちの、なさけなくてかっこ悪い日常がギャグタッチで描かれる。安アパートで夜ごと「もてたい」とうめく日払いバイトの男。はっきりと人にものが言えず小心者で、いつも貧乏くじを引かされるまじめな青年。あまり深くは考えないが行動力だけはある、焦燥感むき出しの自称硬派…。 <p> いましろたかしの描くこれらの男たちは皆、「おかしいなら笑えよちくしょう、こういう風にしか俺は生きられないんだよ!」という魂の叫びを発している。だから、他人とのかかわりあいや世間との折りあいについて、少しでもつまづいたり悩んだことのある人なら、彼らの行き様に胸を打たれるところがあるに違いない。あまりにも自分の本音に素直で、嘘をつけない彼らは、社会的にははみ出し者だが、実はとても男らしいとすらいえるのだ。せつなくも熱い男気が、おかしくも胸にしみる。 <p> 「ザ☆ライトスタッフ」は「ハーツ&マインズ」と登場人物が一部重複しているので、ある意味続編といえるが、前作のヒリヒリした緊張感が緩和されている分、枯れた穏やかさがたち込め、こちらもまた実に味わい深い。追加収録の短編では、どうでもいいように見えるけどやっぱり深い人生の隙間が垣間見える。この一連の作品群の中には流行も幻想もカリスマもいない。ここにはただ、男の真実のブルースがあるのみだ。(横山雅啓)