3.18
10
発刊: 2015.09.09 ~
完結・全5巻
新刊通知
a貯金額を心の支えに生きる31歳独身・青木美希。彼女の周りにいるのは「だから女は嫌なんだ」と切り捨てる上司(うるせえ)。「結婚は? 子供は?」とプレッシャーをかける母親(黙ってて)。上っ面の付き合いしかない後輩(とりあえず仕事して)。「女」という重圧に縛られ、傷だらけで生きる“彼女達”。全てがどうにもならん! 彼女達の生き様を描きながら贈る、辛辣で優しい、全女性への応援歌!
運の要素が大きく、「無敗」などありえないと言われる「麻雀」。しかし、日本最大のネット麻雀「雀仙」に突如「無敗」のプレイヤーが現れる! 彼の名は「M」。そんな「M」のイカサマ疑惑を突き止めるため、偽りの友情を装って近づく貧乏フリーターの園田順平。だが、「M」の強さの秘密を知った時、彼への熱き友情が芽生えはじめ…。「無敗」の壁に挑む、麻雀友情譚、開幕!
「無敵の人」という漫画を読んだ。 麻雀というゲームは運が占めている割合が大きい。 故にプロがアマチュアに負けることも珍しくない。 そんな中、オンライン麻雀の世界に無敗の人物「M」が現れる。 誰もが彼をイカサマ師だと嘲笑したが、彼にも唯一人の友人ができる。 果たして2人は、偽りの無いその強さを世の中に知らしめることはできるのか、、、。 僕は麻雀をしたことがないしルールもよくわからないけど、それでも面白い作品だった。 それってかなりすごいことだと思う。 福本伸行さんのアカギを読んだ時も同じことを思った。 LIAR GAMEも信長公記もだが、甲斐谷さんの作品は毎回本当に面白い。 四巻で完結するのに内容すごく濃い。 オススメ!
by ヒノデ (67)3.06
10
発刊: 2016.07.15 ~
完結・全5巻
新刊通知
a学校は、人知れず死にかけていた。平穏な日常の裏で進行する、謎の生物たちによる“侵略”。米炊おかかは、その異変を解決したいと思っていた。群青新太は、ただ一人、侵略を食い止めようとしていた。“戦う意志”を持つ二人の出会いが、全ての始まり。新時代を創る"絆"の学園ファンタジー、堂々開幕!!
「詩音が殺された。そして、私は自分の半分を失った―――」詩音と久遠は双子の姉妹。そして、アイドルだった詩音はある日突然自殺する。しかし久遠は、詩音は「殺された」と直感し、真犯人を見つけるために「エキストラ」として芸能界へ潜入する―――詩音の恋人だったという若手俳優の流人に助けてもらいながら、事実を洗っていく内に、次々と明らかになっていく芸能界の闇。「ブラックオニキス」という謎のキーワード共に、そこにはある「ドラッグ」が関与していた。そして、流人と久遠の関係も徐々に変化していき…!?芸能界と薬物汚染という、リアルで危険なテーマを切り口に、予測不可能なサスペンスと恋愛が絡み合って展開していく…息をもつかせぬスリリングなラブストーリーです!
3.34
10
発刊: 2012.11.09 ~
既刊1巻
新刊通知
a今夜は眠れない!? 高校生同居ラブ!! 愛羅の高校のクラスメイト、小鹿一汰は乱暴で怖くて、ちょっと近寄りがたい男の子。 でもそんな一汰はある日事故で両親を失い、愛羅の家に引き取られることになった。 初めはビクビクの愛羅だったけど、一汰には意外と優しい面があり、愛羅はほっと一息。 ところが…!! 一汰は突然スイッチが入ると、ワイルドな男の子に大変身、オオカミに豹変してしまう! 愛羅、大ピンチ!!
3.01
10
発刊: 2007.09.13 ~
完結・全4巻
新刊通知
a舞台は1966年の東京。夢と希望を胸に抱き、早稲田大学法学部に入学した島耕作。東京で芽生える新たな友情、刺激的な人々との交流、そして心惹かれる女性との出会い――。学生運動まっさかりの激動の時代に、多くの邂逅や経験を経て一人の青年がどう成長していくのか、後に大企業のトップに立つ男の「原点」となる青春時代、開幕!!
連載順としては『係長島耕作』の次に描かれた、島耕作・学生編。 戦後のベビーブーム期に生まれた島耕作ら団塊の世代の大学生生活はいかなるものであったかが描かれています。 単独のタイトルで書籍化されている島耕作シリーズでは、現時点で一番時系列的に古い作品のため、島耕作シリーズを読み始める場合、本作からというのもありだと思います。 本作時点では初芝電産は一企業としてしか登場しないため、初芝のクセの強い面々は登場しません。 初芝入社以降、ライバル兼友人として登場する「樫村健三」、そして今後、伴侶となる「岩田怜子」、探偵の「木暮久作」は本作からの登場ですね。 初芝入社以降のサラリーマン島耕作とは舞台が全然異なるため、基本的に役職が変わるだけの連続シリーズであるヤング以降と比較すると、独立しています。 ただ、大学4年の1年間は『学生島耕作 就活編』とタイトルを変えています。 本作と就活編はタイトルだけ変えたひと続きで、本作ラストもストーリーに区切りは特についていないので、本作と就活編2作で一作品として読むべきだと思います。 ストーリーは、山口から大学受験のため上京するところから始まります。 入学試験、大学入学からバブル期の大学生のリアルな日常が描かれていて、その頃新宿の赤線地帯で流行っていたヌードスタジオ、大学生主催のダンスパーティー、恋人とのセックス、酒、麻雀、バイト、そして学生運動と、当事者は本気ながらも、傍から見ると思わず「勉強しろよ」と思ってしまいます。 特にマルクス主義に被れた学生たちの紛争は象徴的で、島耕作の友人が反ブルジョワ運動の中心までのめり込んでしまいます。 (本人もブルジョワ層にも関わらず) ベトナム戦争反対を持ち出して羽田空港などで蜂起した学生がゲバルト棒なる角材を持って機動隊と戦うシーンなどがあり、非常に興味深く読めました。 当時の大学生がみんな学生運動に関わっていたわけでも無いと思いますが、本作で描かれる学生たちの姿も一つのドラマだと思いました。
by うにたべたい (581)