3.31
9
発刊: ~
通常版・他1作品
新刊通知
a関口将太は、東京の名店・鳳寿司で働く新人寿司職人。故郷小樽で父が営む寿司店を手助けする為、日夜、修行に励み、新人寿司職人の登竜門「新人寿司職人コンクール」で優勝、全国大会への進出を決めていた。そして今、日本一の寿司職人を決めるべく、選ばれた職人たちが房総半島南端の庖丁塚に集結。新人寿司職人コンクール全国大会が、ここに開始される────!!難問続きの課題に将太、大年寺、そして佐治安人はどう挑む!?
『将太の寿司』の直接の続編。 若い寿司職人「関口将太」は、前作で新人寿司コンクールに優勝し、続く全国大会への出場権を獲得します。 本作はその全体国大会が描かれていて、全国の並み居るライバルたちとしのぎを削って、日本一の寿司職人を目指す話になっています。 鳳寿司の面々や百目の辰など、登場キャラはほぼ続投します。 東京大会の審査員として武藤鶴栄がおり、本作でも客観的に観てどう考えても将太を狙ったような難題が提示され、将太を苦しめる展開です。 また、前作序盤で将太の先輩寿司職人として登場していた佐治安人がライバルとして登場します。 意地の悪い先輩職人だった佐治は、厳しい修行の末、"絶対味覚"という奥義を身に着け、将太の前に立ちふさがります。 その他のキャラも、目にも止まらない包丁技・必殺かまいたちを操る職人、0.01gの狂いなく寿司を握る「神の右手」を持つ職人などが登場、金にものをいわせてとんでもない妨害をしてくる笹寿司チェーンと、料理人キラー・武藤鶴栄の無理難題に立ち向かいながら、ライバルキャラたちに寿司勝負を挑みます。 前作もツッコミどころが多かったですが、本作はそれに輪をかけて愉快な寿司マンガになっています。 全国の名店から寿司職人が集まる大会になっていて、新人寿司コンクールだったのにいつの間にか新人は関口将太だけになります。 そもそも将太より5年もキャリアが上の佐治が登場する時点で矛盾していますが、序盤は一応、理由付けられたキャラもいて、15年のキャリアを持つ大年寺三郎太は、実際に店で働いた経験は少ないため新人という設定でした。 ただ、その15年間は寿司職人してなければ何をしていたのか語られず、単なる全国のお寿司屋さんが集まって技術を振るう大会ではない、異様さが本作にはあります。 「神の右手」、「絶対味覚」、「必殺かまいたち」など、職人たちの技ももはや人間を超越していて、大念寺も"真冬の海に5分間素潜りをしてタコを捉える"、"電車にはねられたその日にアンコウを解体する"など、常人を超えています。 マンガなので当然誇張表現はあるのですが、かなり凄まじい寿司バトルを繰り広げるので驚きです。 また、審査員のリアクションも本作で爆発します。 お寿司を口に入れた途端に「はへー!」だの「うほっ、うほほぅ」だの「どおーーッ」などと叫びながらアヘ顔を晒します。 普通に美味しそうにお寿司を食べていた前作から一変、ミスター味っ子的なリアクションになり、大量の汗と鼻水滴るおじさんのドアップ、恍惚な表情を浮かべてイッちゃってるおじさんのドアップが続くので、まったくおいしそうにみえない、むしろ汚いというデメリットがあり、超人たちの人知を超えた戦いとおじさんのアヘ顔という激しい寿司マンガになっています。 一方で関口将太は比較的真っ当な寿司知識で勝負しています。 前作同様、例えば、"イセヒカリ"というコシヒカリの変異種、超レアな高級魚「シロシブダイ」など、知らなかった知識が登場するのは興味深かったです。 ラストはすべて大団円で終わっていて、途中中だるみもなく最後まで楽しく読めました。 更に続編がありますが、無印から全国大会編への内容の変化を考えると、少し読むのは怖い気がします。
by うにたべたい (581)この町には昔、悪魔がいた……。かつて暮らした町に引っ越し高校生になった朔(さく)。そこへ恐怖のハイテンション幼なじみ・美星(みほし)が再び現れた!読書好きの朔の穏やかで知的な時間が一瞬で打ち破られる!気が付いたら、朔は創部間もない天文部の一員になっていたのだった――!!天空に輝く美しい星。仲間と見ればもっときれい!清く明るい天文部グラフィティ!!
3.47
9
発刊: 2004.08.23 ~
既刊2巻
新刊通知
a死闘!激闘!悪戦苦闘!軟弱モヤシ男の蹴道(キックボクシング)物語!! オレは強くなりたいんです!!愛しい人のために――。 中学時代、ちょっとした失敗がもとで、苦闘の3年間を歩み続けた沢村ノリタカ。気分を一新させて高校生活をスタートするが、しょせんはやっぱり軟弱男。その正体はすぐにばれ、せっかくうまくいきそうだった隣の席のかわいい子、中山さんとの仲も赤信号。「弱い人嫌いなの」のひとことに一念発起したノリタカは、「強い男になりたい!」と蹴道部の門をたたく――。
90年代前半期、"金田一少年の事件簿"や"MMR"、"LET'S ぬぷぬぷっ"などに並んで、当時の週刊少年マガジンを支えた伝説的作品の一つ。 当時、週刊少年ジャンプでは"SLAM DUNK"や"幽遊白書"、"タルるートくん"、"ダイの大冒険"などが連載されていて、発行部数は600万部を突破していました。 それに健闘していたマガジンは、90年代後半に"GTO"や"サイコメトラーEIJI"などの人気作を連載し、マガジンの発行部数がジャンプを抜いて、マガジンは黄金期に入ります。 本作はその黄金期直前まで連載されており、黄金期の礎を築いたと言える作品です。 この頃のマガジンの連載作品はほぼヤンキーかスポコンの二択で、本作はその両方となる、ヤンキーでスポコンマンガです。 弱虫で貧弱な高校生・沢村典隆くんは、同級生の女の子・中山美樹に、「弱い人は嫌い」と言われてしまい、彼女を振り向かせるため、部員一人の寂れた蹴道部を訪れる。 蹴道部の丸山コーチの元、部員のチャンプアと一緒に特訓をして、次々と迫りくる強者との戦いに勝ち上がってゆくという展開です。 主人公はキックボクサーですが、相手はボクサーであったり空手家であったり、軍隊格闘技や中国拳法などを使います。 描かれる戦いは異種格闘技で、その道の強豪が、先日キックをかじった貧弱ボディの沢村に襲いかかります。 相手は皆、ガタイが良いマッチョマンですが、対する沢村はアバラの浮いたか細い肉体をしていて、普通に考えて勝てるわけはないのですが、丸山コーチによる奇抜な特訓による必殺技により勝利します。 特訓方法がめちゃくちゃで、犬のマネをして散歩したり、同級生のスカートの中を覗き見たり、ツイストを踊ったりなど、とても特訓とは思えない奇行に走ります。 それを聞いた対戦相手が笑い出すか、怒りに震えるのですが、それが実は特訓で、結果、繰り出す技に周囲が驚くのがフォーマットとなっています。 また、この時に出す技の説明などに、90年代初頭の時事ネタや流行ネタを交えることが多く、当時を知る方にはとても懐かしく感じると思います。 「れぇーさぁーひゃくぅ」とか、誰にも言えないの佐野史郎とか、歌手の小金沢くんとか、ニセヤキソバンとか、本作を読むまで完全に記憶の彼方でした。 ただ、全米ストリートファイト大会編の終盤では展開が急ぎ足となります。 トーナメント制なのですが、対戦相手を雑な技で一話で一人倒してゆき、トーナメント制なのに11回以上の戦いを次から次へとこなしてゆきます。 ラストバトルもいまいち思い入れの少ない敵が相手で、おまけにバトルの様子も描かれず終了しました。 一方で、ラストバトル直前の特訓、ラストバトル後の沢村らしい締めはとても良かったと思います。 ラストは賛否ある感じがしますが、テンポは良く、安定しておもしろかったです。
by うにたべたい (581)3.36
8
発刊: ~
完結・全8巻
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a悲劇のドーハから4年---、再びW杯に挑む、熱い戦いの季節がやってきた、悲願を果たすべく、赤星鷹を筆頭に、新生日本代表が集結。レギュラー争いに、ポジション争いと、熾烈な戦いが早くもはじまる。本戦よりも厳しいとうたわれる、W杯アジア最終予選。日本初戦の相手はアジア最強のサウジアラビアだ。まずは若手メンバーを中心に、日本は攻撃的な布陣で臨むが…!? 新たな戦いの火蓋が、今切って落とされた!
「きょーだい」を、スキになってもいいですか?――素直になれない桜と、自由でおバカな猫田。求め合う二人には、決して近づけない理由がある……。互いの親が婚約したために、二人は家族になる運命!もどかしい想いを隠して、二人は同居生活を始めるが……。トキメキと、むにむに少女のせつなさMAX!坂の街・尾道をステージにした、究極のパラレル(=平行線)ラブ・コメディ。