3.15
10
発刊: 2011.03.26 ~
既刊2巻
新刊通知
aニンテンドーDSのゲーム「ひぐらしのなく頃に絆」の第一巻に収録されている「染写し編」を元に再構成したコミカライズ作品。 ベースは「鬼曝し編」ですが、設定がいろいろ異なっていて、何よりもラストがバッドエンドで終了しません。 救いのない「鬼曝し編」を救済した内容で、本作のみでも楽しめますが、個人的には「鬼曝し編」で先にバッドエンドルートを読んでおくのをおすすめします。 なお、「鬼曝し編」のコミカライズは鬼頭えん氏ですが、本作は日向ののか氏が作画担当をしています。 丸っこくてかわいらしい、ロリっぽい感じの作風ですが、疑心暗鬼に堕ちていく様は他のひぐらしコミカライズに引けを取らないほど上手です。 鬼頭えん氏作画ではない夏美ちゃんには最初違和感を感じましたが、読み進めるうちに慣れますね。 「鬼曝し編」同様、雛見沢村の村長「公由喜一郎」の親族「公由夏美」が主人公です。 興宮から都会に引っ越してきて、新しい学校にもなじみましたが、おやしろ様を信奉する祖母、口うるさい母、頼りない父にうんざりしています。 「鬼曝し編」では、祖母が異常行動をして、家族が狂気に犯されていきますが、本作は夏美の内面の描写が主で、自分の中の邪悪な感情が制御できなくなる様が描かれます。 その果てが「鬼曝し編」なので、「鬼曝し編」ありきの作品なのかもしれないです。 また、本作では大石と赤坂とは違い、「南井巴」という女性刑事が夏美に近づきます。 巴がもう一人の主人公として描かれていて、大事な妹の幸せや、猪突猛進な刑事としての活動の描写に比重が置かれている感じがしました。 ちなみに巴の両親は開始時点で死亡していますが、殺した犯人は謎のまま終了となります。 ゲーム版では明かされているそうですが、作中夏美が飲んでいた薬の正体なども不明のままで説明不足な感じがあります。 "ひぐらしのなく頃に"の他作品を知っていたら補完できる部分もあるため、ある程度、予習が必要と思います。 面白いのですが、前提知識ありきな作品になっているところがあるので、とっつきにくいところがあるかもしれないです。 一方で、あらかた読んできた方は、過去作とのつながりを含めて楽しめると思います。
by うにたべたい (585)3.29
10
発刊: 2007.03.01 ~
既刊6巻
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a新品で、購入後、本棚にしまってました。 1~2巻セットです。
マシュマロタウンで繰り広げられる、ちょっと不思議でハッピーな日常。朝日小学生新聞で大人気連載中のフルカラーコミックがいよいよ登場!
「美代子阿佐ヶ谷気分」「軍刀」「無頼の面影」「阿佐ヶ谷心中」「ピストル」「川」「静かなピンク」「落下傘」「恋愛」「キス」収録。私は三十二歳の頃に分裂病を発病し、以来、十七年間まともな考え方が出来にくくなった。今回の作品集は、分裂病以前の作品であるが、発芽の模様はすでにある。――私はいつ死ぬか判らないが、漫画も小説も油絵も死ぬまで画く事になるかも知れない。(安部慎一)
定本神の悪フザケ。 ~目次より抜粋~ ◆神の悪フザケ 第1部 たまみ編 ◆神の悪フザケ 第2部 桃子編 ◆花子の女子高生日記 ◆こども天国・ピーナッツ ◆ナチュラル・キッド ◆バカの時代(増刊号) ◆ごんぎつね
3.64
10
発刊: ~
既刊1巻
新刊通知
a戦車隊にかつての敵・武悪一味のアンナプーナ&ユニプーマが配属!? 中隊長となった尾崎レオナは複雑な心境のまま、軍事産業絡みの事件へ出動することになるのだが……。『アップルシード』『攻殻機動隊』の士郎正宗が描く新たな未来世界!
「このおもしろさが判る奴は本物だ」。かの宮崎駿監督は黒田硫黄作品をこう評したが、その魅力が凝縮された12タイトルの中短編を収録した本書を一読すれば、誰しもその評価に納得するに違いない。 <p> 18世紀を舞台とした海洋冒険譚である中編「鋼鉄クラーケン」や、江戸時代にベトナムから日本にやってきた象とその飼い主の物語である「象の股旅」は、紆余曲折のドラマがはるかなロマンを感じさせる。一転して、現代の平凡な女学生の日常風景「年の離れた男」や料理マンガ「肉じゃがやめろ!」では、ひょうひょうとしたユーモラスな展開を見せつつ生活感も感じさせる。内容は非常にバラエティーに富んでいるが、そのどれもが厚みのあるおもしろさを発揮している。 <p> 独特の筆絵調のタッチはとても絵画的である。少なくとも写実的ではない。しかし、黒田硫黄作品の登場人物には、まるですぐそこに存在しているかのごとき躍動感がある。それを生みだしているのが、登場人物の表情の豊かさだ。気をつけてみると、1カットたりとも同じ表情をしていることがないのには驚かされる。構図取りの見事さも特筆モノだ。1コマ1コマがまるでカメラマンの作品のようで、一瞬の風景をとても印象的にとらえている。本書収録の「わたしのせんせい」は、主人公の少女が自転車で走っていくシーンで終わる。ここではたった2ページの間で前後左右、上下、アップ、俯瞰の構図を巧みに使い分けており、気持ちの良い余韻を演出している。 <p> 本書収録作品は1話2ページの短編から90ページ超の中編までがそろっている。じっくり読みたい人も軽く試してみたい人も、これ1冊で黒田硫黄の魅力を存分に味わえるはずだ。(芝田隆広)
1993年から1999年に発表された11の短編を収録した黒田硫黄の第1短編集。デビュー作「蚊」、カラー作品「西遊記を読む」、漫研時代の作品「熊」「南天」、同タイトルの手塚治虫作品のカバー「メトロポリス」、よしもとよしともと原作による「あさがお」など、初期のさまざまな試みを堪能できる。そのほか描き下ろし作品「まるいもの」、あとがき、雑誌「ユリイカ」に掲載されたエッセイ「西遊記とわたし。」も収録されている。 <p> 印象的なのが、「象」をモチーフにした2作品。ひとつは、同棲相手に家財道具と共に逃げられた少女が隣の部屋に巨大な象がいることを知り、心を寄せてゆく「象夏」。もうひとつは、やはりアパートで象を飼っていた男が、散歩の途中で鯨を飼っているという少女と出会う「象の散歩」。 <p> 象という多大な重量を持った「野生」が都会の日常のなかにあることの違和感と、大きなものに圧倒される心地よい興奮が押し寄せてくる。どちらの作品でも、主人公たちは象を手放さねばならない状況に陥り悩むものの、最終的には「象は象でやってくさ」(「象の散歩」)と拍子抜けするほどにさっぱりと、象に別れを告げる。黒田作品全体に流れる、物事に拘泥せずに手放す潔さ、すがすがしさを強く感じさせる。象の荒々しく、どこかなまめかしくもある姿を最高の構図で表現する画力も見事。筆を多用し、黒々とした線で描く黒田独特の技法も、象という素材とぴたりと合っている。(門倉紫麻)
架空の同人誌即売会「こみっくパーティー」を舞台にした漫画作品。 原作はLeafのエロゲーで、本作はそのコミカライズ作品です。 主人公は美大に落ちて表現の場を失った学生「千堂和樹」。 彼は特にアニメや漫画が好きというわけでもなかったのですが、悪い友人「九品仏大志」に唆され、同人作家の道に引きずり込まれる。 初めて漫画を描いてみて、挫折や経験を積み、いろいろな人に出会い、成長する話となっています。 原作はエロゲーなので、ヒロインは複数おり本来は個別のルートがあるのですが、隠しキャラだった「立川郁美」以外のルート回収は一通り行われており、全5巻と短いながらもうまくまとまっています。 原作を知らなくても楽しめますが、そもそも即売会に行ったことがないという方は、一度参加してみたほうがより臨場感を感じることができると思います。 人の多さ、暑さ、異様さ、臭さを一通り知った上で読むと、漫画からよりリアルに現場の臭さが伝わってきます。 また、同人誌を作ってみたい、同人活動をしてみたいと思わせてくれるようなできになっていて、絵を描くのが好きな人は自分もやってみようという気持ちにさせてくれます。 ちなみに私も、本作に感化されたというわけではないのですが、サークル参加経験があり、参加当日の朝などはまさにこんな感じだったなーと思い出しました。 絵はきれいで、汚いオタクも可愛い女の子も上手です。また、漫画に勢いがあって、読んでいて楽しいできになっています。 なおかつ、原作の雰囲気を壊さないできになっています。原作のゲームもノリと勢いが大事な雰囲気だった気がするので、漫画家と原作の波長があったのかなと思いました。 ヒロインは、非オタの同級生、コスプレイヤー、駆け出しのアイドル声優、壁サークルの女王、中堅の関西弁同人作家などなど、業界ならではのキャラクターとなっており、それぞれの思い、信念、悩みを持っています。 即売会という、やりたいことがストレートにできる、ある意味では夢が叶う場所だからこそ真剣になれる彼らの物語は、希望に満ちて熱いです。 原作プレイ済みの方にももちろんおすすめです。 原作はフラグ立てが結構シビアなので、(18禁要素はないですが)手軽に読み返せる漫画版おすすめです。 なお、序盤で謎の男が登場するのですが、「立川郁美」ルートは無く、自分としては寂しさを感じました。 また、DC版から登場の「御影すばる」は登場します。 DC版を未だ以て未プレイなので、今更ですがDCを起動させてみようかなと思っている所存。
by うにたべたい (585)3.69
10
発刊: ~
既刊1巻
新刊通知
a大学教授と講座の学生(or秘書)で代議士の 娘である、まさえが、不況の実体を調査するため貧民地区を訪れる。 とりあえず近くの工場で話を聞くと、あたり一帯はゴミを埋め立てた土地 のため、ポンプで絶えず水を汲まないと海水が浸み出してくるという話を聞く。