動物的データベース さんのレビュー

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ぼくは、おんなのこ

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どくだみの花咲くころ

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ぷらせぼくらぶ 新装版

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心臓

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緑の予感たち

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死んでしまった猫の生まれ変わりを想像するありさ。大病から回復し、「まるで不思議な何かに押し戻されるようにしてここにいる」と感じる利根川まい。『わがままちえちゃん』に描かれる少女たちは、いずれも、起こってしまった出来事の偶然性と正面から向き合うことができず、それらに事後的に意味を与えようとする。

私たちは、出来事がただ起こっただけだ、という事実をそのまま引き受けることができない。理由も救いもない偶然に直面したとき、つい「そうであってほしい物語」を語ってしまう。その身勝手な想像力こそが、本作品でいわれる「わがまま」なのだ。

亡くなった妹・さほの声が「聞こえるような気がする」と語る塙ちえも例外ではない。ある時は妹が生きていて、代わりに自分が死んで幽霊になっている夢を見たかとおもえば、またある時は自分が子どもを産むとき、「その子がさほだったらいいな」と思いを巡らせる。ここにあるのは単なる現実逃避ではない。むしろ、無意味さの中に放り出されるよりも、どこか歪んだかたちであれ意味を選び取ろうとする必死さだ。おそらく彼女が興味を持つ占いも、単に未来を知るためのものというよりかは、偶然や無意味さに意味を付与するための儀式である。

「さほはさほで、弟は弟で、ちえはちえでしかない」
それにさほはあのときただ単に、理由もなく死んだのだ。彼女自身もそれを理解している。理解していながらも、どこかアイロニカルに「わがまま」を言う。あの日のことを後悔しながら、気休めにすぎないかもしれない「わがまま」を呟きながら、後ろ向きのまま前に進んでいく。「わがまま」を呟くこと、呟けることは、私たちに対してつねにすでに与えられている条件のようなものだ。

わがままちえちゃん

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宮崎夏次系傑作選 なんかいつかの魔法

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