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野畑七瀬は売れないですメタルバンドのボーカルを務める少女。製薬会社の社長である父・野畑計を嫌い、「一度死んでくれ」と歌っていると、2日間死ねる薬で本当に父が死んでしまった。死んだふりによって巻き起こるさまざまな陰謀に立ち向かう七瀬を描く、ハートフルな「死んだふり」コメディ。 映画が原作なだけあって結末部分の怒涛の展開は流石のスピード感で、読んでいて気持ちいい。コメディ要素はたっぷりだが、父の本当の思いを知る部分はエモーショナルで涙を誘う。 「一度死んでくれ」と歌にするものの、母の死を経験してる七瀬だからこそ、「死ね」とは言い切れなかったり、中指を立てられなかったり、心の優しさが見て取れるのも見どころ。

えなとかいとはカップルで仲良くやっていたが、かいとがついた嘘から徐々に2人の関係が壊れていく。高校生男女の恋愛のもつれを描いている作品。 かいととえなは仲直りしたが、かいとがまだ信用できない…。いつかえなが、裏切られてしまうのではないかとヒヤヒヤする。 えなをこっそり気にかける塩谷も、どう動くのか見もの。

冴えないサラリーマンがひょんなとこからアイドルに転生し、さまざまなトラブルに巻き込まれていく転生コメディ。 アイドルの子たちがただ可愛いだけで活動してるわけではなく、下積み時代やただならぬ努力があってこそ存在しているんだなあと思わせてくれる。だからこそ、対立などもあり、本気でぶつかるんだろう。 そのトラブルに対し、サラリーマン時代に培った世渡り術で解決していくのが良い。おっさんに幸あれ！

女の子らしさコンプレックスを持ち、ケーキ屋を営む父親のいる葵と父親のケーキの大ファンである圭が出会っていろいろ乗り越えてハッピーエンドという王道なラブコメディ。 女の子らしさコンプレックスっていう設定必要だったか？って思うところがちらほら。

裏方系女子高生の真白と理事長の息子である彗が出会い、学園を盛り上げるレク部を結成する。全校生徒を巻き込んで、青春を作っていく物語。 ゼロからイチを作っていくところがめちゃくちゃ青春を感じたし、レク部のかけがえのない思い出になるんだろうなあと思うとほっこりした。 想いが実って完結したので、ボリュームもちょうど良かった。

5カップルのそれぞれの恋の行方を描いた物語。5カップルしっかりくっついて幸せになってるのは微笑ましい。 たまにおかしなことになっている作画となんの変哲もなさすぎる恋愛漫画がわたしの性にはあわなかった。

LINEを題材にした男女の恋愛模様を描いており、時代っぽいのとLINEマンガでしかできない設定でその点は好印象。 しかし、答え合わせっぽいスッキリした回答はなかなか得られない。腹立つ男女ばかり出てきてイライラする点もある。

洸は幼馴染の春花に7年間片想いしてるが、鈍感な春花は洸の思いに気づかない。幼馴染み2人のなかなか重ならないスキやすれ違いを描いたラブストーリー。 絵もストーリーも全体的にガキ臭い。作者さんはふわふわ可愛くしとけばいいと思ってそうで、背景画のお絵かきぶりには驚く点も多々ある。ストーリーも少女漫画のありきたりを全部詰め込んだような構成で、独自性がゼロ。そして、話が停滞しまくっていかんせん長い。

分譲マンションに住む幼馴染たちの成長とドロドロの人間関係を描いた偏愛ストーリー。 全員が一方通行の想いを持っているがゆえに、偏ってしまった愛に長い間囚われ続けていた子どもたちが、ぶつかって乗り越えて、鈍色の箱（分譲マンション）の呪いから解放されていく。不器用で幼い高校生なりに答えを出して懸命なところは良かった。 とにかくゲスなやつしか出てこなかったけど、漫画だから許せる。

平成元年に生まれた少年少女が出会いと別れを繰り返す物語。とても静かに、舞台は北海道なので寒々しさも漫画の中で感じられ、空気感が伝わる。 まだ物語の序盤だから分からないことだらけだけどこれから面白くなるのかな。

恋に疲れたOLの牧村幸恵は恋愛禁止のシェアハウスで暮らすことを決意！しかし、シェアハウスの住人は恋愛のネジが外れている変わり者ばかりで…。 さまざまな恋愛観を持った年代の違う男女にフォーカスしたヒューマンストーリー。 恋愛に対する姿勢が違う登場人物のなんてことないシェアハウスでの日常を描いているが、シェアハウスの住人たちが関わりあうことで、それぞれの恋愛に対する考え方や価値観などが変化していくのが面白い。 まだまだ謎めいたキャラやシェアハウス間の人間関係も変化しそうなので続きが気になる作品。作風がオシャレなので読んでいて楽しさもある。