講談社

主人公でチョロインのななちゃんとヤンキー系イケメンの巣鷹くん。自分がクソ雑魚チョロ女なのを自覚してるのが面白いです。 チョロいが故の真っ直ぐさに逆にドキッとする巣鷹くんもかわいい。 新感覚ちょろキュン漫画！

高校2年の終わりにずっと好きだった名波から告白されたむつき。しかし、名波はその直後に事故で亡くなってしまう。悲しみから抜け出せないでいると、名波の魂を回収する死神からむつき自身の寿命と引き換えに、もう一度高校2年生を送ることができる条件を出す。名波の死の条件である、「高校2年生の間にむつき告白する」を回避するために、名波からの告白を阻止し続ける、不本意なラブコメディ。 事故に遭うシーンが雑すぎてギャグかと思いきや、読んでみるとしっかりラブ満載なストーリー。本来なら両想いのはずなのに、互いの気持ちがすれ違ってしまうのは切ないが、名波を助けたいというむちきの気持ちの強さが素敵。 死神の人間バージョン・仁上が個人的にツボ。むつきのこと好きになりそうだなあ。

サラリーマンの桜庭陽真は、成績・容姿・人脈…すべてにおいて優秀な幼馴染・秀司の近くで過ごしてきたおかげで、自分に自信が持てず、コンプレックスを抱えて生きてきた。ある日、学生時代から秀司と付き合い、現在は妻である麗香と偶然遭遇する。ひょんなことから麗香を泊めることになり…。 歪んだ男女の愛憎劇を描くヒューマンドラマ要素のある作品。アプリ連載のおかげが、1話1話の終わりの引きがめちゃくちゃいいので、続きが読みたくなるという構成がしっかりしている。 また、電子が主流になっている現代、見開きページの使い方が難しくなっているが、その見開きの使い方が非常にうまいと感じた。 登場人物たちの目の描き方、特に目に入ってくる光を巧みに描き切っているので、感情がわかりやすく臨場感を持って楽しめるのも良い。 内容面に関しても、文句なし。全員が心に闇を抱えており、願いを叶えるためにあらゆる手を使っていくあたり、人間味がめちゃくちゃ出てて面白い。 続きが気になります。

絵の線が全部太すぎて、絵柄はあまり好みではない。怪物の絵柄は狂ってる感が出てて上手。 お母さんが最初ははじめを追い詰めるけれど、途中で庇ってくれるとなろは切ない。

同じ会社の女課長と年下男部下のピュアなオフィスラブ。どちらも恋愛経験がないありがち設定。 照れてる顔は、ピュア加減が出てて上手く描いてる。

趣味一筋で恋愛を避けてきたアラサーOL・瑛子。そんな彼女の前に現れたのは、容姿・仕事・コミュ力など全てを兼ね備えたSSR男子の恋ヶ窪くんだった。ひょんなことから恋ヶ窪くんに弱みを見せてしまった瑛子は、恋ヶ窪くんから恋愛を教えてもうことになり…。 美麻りん先生の安定感ある画力！少女向けをよく描かれていたけど、女性向けでも安定したストーリーと大人向けのドキドキ感を描くのがお上手だと再認識しました。 こんなイケメン男子に恋のレッスンされてぇ…と一生言ってられそうなぐらい、恋ヶ窪くんの顔面が優れています。少しずつ恋ヶ窪くんが瑛子にハマっていってるので、瑛子に翻弄されたり、瑛子にドキドキさせられて困惑したりする彼が見たい！

田舎から上京してきた大学生の優貴は、ひとり暮らし2年目で寂しさを感じ始め「恋人が欲しい」と望むように。そんなときに、友人に誘われて人生初のクラブへ行くと、金髪でサングラスをかけたイカつめのお兄さん・伊織に出会い…？ 寂しい、だれかにギューと抱きしめてほしい、そんなことを考えてると寝れなくて朝になっている。こんな毎日を覆してくれる"運命の出会い"をしたい…。誰しもが一度は思ったことがある、その感情をうまく言葉に乗せて、ヒロインの行動に乗せているため共感性の高い作品になっている。 伊織がとにかくいい人＆年上らしい余裕があり、完全に沼るキャラが出来上がっている…。前作よりラブ度高めで大人っぽくなっているので、幅広い年代が楽しめそうな作品。今後の展開に期待！

結構きつめな内容、リアルすぎる。

恋愛不感症女子×謎多きチャラめエステティシャンのラブストーリー。 今まで計画通り進めてきていたなら、結婚もうまくいくと思ってしまうよね…。しかも、人との別れって自分の何がダメだったのかってわかりにくいから、難しい。 エスティシャンのヒーロー・慧士は見た目はチャラいが、感性や考え方はいたって普通の真面目男子。どちらかとい依子の方が、癖のあるキャラクターだと思う。そんな癖のある依子のことも”面白い”といって受け入れるあたり、懐の広さを感じる。こういう男がなんだかんだ一番かっこいいっていう男性を描くのが上手だなぁと感じた。作画はわりと下書き段階かな？と粗さが目立つ部分もあるが、シンプルな作画の方がこういう人間の心理をつく作品って刺さるよな～と思ったり。 1巻の後半はどこか挙動不審が多かった慧士なので、今後ふたりの関係性がどう動くのか続きが気になる作品！

今まで周りから”あざとい”と言われてきた真純。１コ上のみんなの憧れ・湊先輩に恋をしたけど、"あざとい"と言われている引け目から、一歩が踏み出せない。そんな時、同じく”あざとい”と言われる後輩男子・門司に出会って...？ あざといヒロインという設定が斬新！"あざとい"って結構悪い印象を持たれがちだけど、ただ他人の喜ぶ姿が見たいからがんばっちゃう子って考えるととても健気でいい子なんだなと思う。真純はそんな応援したくなっちゃうようなあざといヒロインです。 ヒロインの学校生活以外での素性がまだあんまりわかっていないので、他人感を感じてしまうのがたまに瑕。ヒーローたちもぽっとでてきた感が侮れないので、2巻以降もっと踏み込んでいってほしいなと思います。

ヒロイン・千明は幼い頃から幼馴染みである昴に思いを寄せているが、彼が芸能界で人気が出てしまって遠い存在だと感じるように。幼馴染みで1番近くにいたはずなのにどんどん離れていってしまう…、そんなヒロインのモヤモヤを丁寧に表現している。意地を張ってるけれど、やっぱりさみしさが拭えない素直な千明を応援したくなる。 自分から離れていってしまう寂しさを感じていた千明だが、昴が他の男から助けてくれたり、自分の作ったパンケーキを美味しそうに食べてくれたり…。このもどかしい距離感、「ハァァア…！」と叫びたくなる。 圧倒的もだきゅんラブが止まらないひと作！

“ファーストキス”をテーマにした4つのお話が収録された卯月ココ先生の初単行本作品！ 初単行本でこんなにもクオリティが高いものが供給できるのか…！全カップリング続きが読みたくて仕方がなくなるほど、好感度高くて尊く、壁となって見守りたくなるカップルたちでした…。 卯月先生の癖的な部分も出ている印象で、それも相まって楽しく読ませていただきました。演出力もとてもじゃないけど新人さんとは思えない…！

在り来たりな展開を少しひねってくれるのはありがたい。

高1男女4人、全員片想い中。すべてが愛しい青春群像劇！ 前作の「きみはかわいい女の子」のTHEラブコメも良かったですが、こちらの透明感あるみずみずしい青春群像劇も最高！作者さんの作品幅の広さに圧巻します。 高校生が思うリアルな感情をとっても丁寧にきりとってくれています。表情、目線、言動すべてがとにかくリアルで、4人の世界を追体験しているような感覚に陥ります。個人的に埼玉出身なので、舞台がおそらく埼玉付近なのも親近感(笑) 「きみの横顔を見ていた」というタイトルだけあって、横顔のシーンが特徴的です。横から見ているから知っているその人の特徴とかありますよね～。 作画の線の細さもあって、本当に空気感がさわやかです。メンソレータム級！あの日の思い出に浸りたいage18↗の方も、現役高校生の方も、誰でもいいなぁと思える作品なこと間違いなし。

必殺技が出てこないからちゃんと読める