久部緑郎さんの作品の書影

久部緑郎

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131

4.0

11巻まで読みました

ラストが最高

らーめん才遊記

レビュー(52)件

完結・全11巻

4.2

11巻まで読みました

ラーメン店経営を題材にした料理漫画。
主人公はラーメン向けフードコンサルタント会社の新入社員です。
ラーメンを題材にしていますが、コンサルタントとしてラーメン店にテコ入れを行う展開がメインですが、中盤あたりからアイデアラーメン、創作ラーメンを作る回が多くなり、「ラーメンなでしこ選手権」という女性ラーメン職人の大会が開かれて以降は料理漫画の側面が強くなります。

『ラーメン発見伝』というマンガが前身としてあり、本作は"発見伝"より一部の登場人物が引き続き登場します。
私は"発見伝"未読ですが、未読でも問題なく楽しめました。
"発見伝"の存在には、読み始めた後で気づいたのですが、最終回は"発見伝"を読んでいたほうがグッと来ると思われるので、"発見伝"を先に読んでいた方が良さげですね。

有名料理研究家を母に持つ「汐見ゆとり」が、母の言いつけどおり料理を学ぶためにフランスへ留学することに疑問を持ち、初めて食べたラーメンに感動してコンサルタント会社「清流企画」に飛び込む。
そして、個性的な仲間と共に悩みを抱えたラーメン店主に様々なアイデアでテコ入れを行い、経営を成功させるというストーリーです。
清流企画社長の「芹沢達也(通称・ラーメンハゲ)」が、"ドヤ顔"通り越した"アヘ顔"で名言を吐き捨てるコマがネット上で大人気ですね。
芹沢達也の発言には、良くも悪くもファンが多く、ラーメンハゲで検索すると名言集がたくさん出てきます。
画像は知っていましたが、マンガで流れで読むと結構いいこと言ってるだなと思いました。

ただ、読んでみると、芹沢以上に主人公のゆとりの方がヤバイやつで驚きます。
初登場時点で、これから面接予定のコンサル会社直営のラーメン店をこき下ろし勝手に手直しするわ、新入社員なのに食いに入ったラーメン店のコンサルを勝手に3万円で受注するわでやりたい放題。
世間知らずにも程がある傍若無人っぷりで、ラーメンハゲが頭に血管ピクピク言わせるのが序盤のパターンとなります。
ゆとりのキ○ガイっぷりとラーメンハゲのアヘ顔でとんでもないことになってるラーメンマンガですが、意外にやっていることはまともで、感心しながら読みました。
登場するラーメンも美味しそうで、読むとラーメン店に行きたくなるような作品です。

らーめん才遊記

レビュー(52)件

完結・全11巻

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