神崎裕也さんの作品の書影

神崎裕也

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作品数:6

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389

4.7

24巻まで読みました

新宿署の刑事・龍崎イクオと、ヤクザの若頭・段野竜哉、二人を主人公にしたサスペンス漫画。
2020年には生田斗真と小栗旬主演の実写ドラマも話題でした。

イクオと竜哉の二人は孤児院・まほろばで育ちました。
幼少期、そこの職員で二人の大事な人だった女性「柏葉結子」が何者かに射殺されるという事件が起きます。
その際に二人は、犯人逮捕につながる目撃をするのですが、それを訴えた刑事"金時計の男"に脅され、証言は黙殺されてしまい、結果、事件は迷宮入りとなってしまう。
そして月日が流れ、犯人が警察内部にいると睨んだ二人は、片方は警察内部から、もう片方は裏側であるヤクザの世界から、事件の真相を突き止めるべく、2匹の龍[ウロボロス]となって捜査を開始する、というストーリーです。

序盤は一話、または数話程度の短い事件が続きます。
陰惨な事件と、その裏側に潜む巨悪を、竜哉が得た裏の情報リークからイクオが追い詰める展開です。
その後、15年前の"まほろば"の事件にスポットがあたり、第二部としてスタートします。
実際は、第二部から掲載誌が変更になったそうなのですが、月刊誌に移動になったためか2部からは一話一話が濃密です。
"まほろば"という孤児院の正体、それは明るみになると日本警察の信用が転覆するほどの巨大な悪の塊であり、闇そのものでした。
"まほろば"の正体、「柏葉結子」がなぜ殺されたのか、金時計の男の正体、それらの謎が少しづつ解き明かされる内容になっていて、息をつかせないサスペンスドラマが繰り広げられます。
基本的に一本道で、事件の終了と、そして最後に、二匹の龍がお互いを食い合いすべての幕が下ります。
ラストは、文句なしのハッピーエンドとも言い難い形になっていますが、そもそもの目的が"復讐"なので、仕方ないのだろうかと思いました。
長く、複雑な作品ですが、読みやすく、おすすめです。

二人の龍、刑事とヤクザ、イクオと竜哉にもそれぞれの生き方が描かれています。
警察にも組織があるように、ヤクザにも組織があり、竜哉はのし上がるための行動をとります。
イクオはボサボサ頭の三枚目ですが、窮地には人が変わったような身体能力と冷徹さを見せます。
そんな二人の活躍がとてもかっこよく、ビジュアル面でも飽きのこない良作でした。

ウロボロス

レビュー(228)件

完結・全24巻

3.8

24巻まで読みました

記録

ウロボロス

レビュー(228)件

完結・全24巻

3.1

24巻まで読みました

・設定は面白い。

ウロボロス

レビュー(228)件

完結・全24巻

3.0

12巻まで読みました

記録

不能犯

レビュー(135)件

完結・全12巻

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