種の存続を賭けた戦争から数十年後――大西洋上に、突如としてひとつの基地が 出現した。その基地の名はアトランティス帝国。人と獣の混合種であるアトランティスの 精鋭達は、あらゆる攻撃を防ぐオリハルコンの装甲をまとったハイビーストなる巨大兵器を 操り、瞬く間に世界を蹂躙してしまう。 一方、ゲッター線の研究を行っていた四風館博士は、ハイビーストのオリハルコンを 打ち破る方法に気付き、その能力を備えた人型兵器、ゲッターロボを開発する。 完全無欠のオリハルコンを撃ち破るその唯一の方法とは、なんと“麻雀"であった! ! !
夢枕獏の著書『月の王』を原作に、独自の世界観で物語を大きく飛翔させた石川賢の名編。武勇神インドラの化身にして、子供の頃から象をも倒す怪力と魔物をもおそれぬ精気と勇気を持つアーモン。不吉な月の夜、いつものたいくつの蟲が鳴き始めたアーモンは、従者・ヴァシッタを伴いナーガの森を訪ねる。森の入口にさらされていた首が旅人を惑わしていることを知ったアーモンは、それをいさめようとするが、その首は身体中を魔物でまといアーモン達に牙をむいてきたのだった。苛烈な戦いはナーガの森を外れ、平安時代の羅生門へと舞台を移す。妖魔は“月の王”の意志にそってこの世界にアーモンを連れてきたのだと話し果てるが……。はたしてアーモンを狙う者の正体とは!?