鍵空とみやきさんの作品の書影

鍵空とみやき

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作品数:8

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129

2.0

10巻まで読みました

ザ・ガンガンって感じ。

ハッピーシュガーライフ

レビュー(123)件

完結・全11巻

3.3

2巻まで読みました

P.A.WORKSのオリジナルアニメ・TARI TARIのコミカライズ。
作画は後に"ハッピーシュガーライフ"を描くの鍵空とみやき氏です。

ストーリーは基本的にアニメ準拠ですが、巻数が全2巻と非常に短く、最後まで描かれません。
かなり端折られていて、紗羽の将来に関する両親との確執は描かれず、ヤンとの文通シーンも無し、文化祭まで話が行かないので、最後の校長の見せ場も無く、来夏と教頭が和解して終了となります。
アニメがすごく良かったので読んでみましたが、そういう意味ではちょっと期待から外れた内容でした。
アニメ版では、各キャラで苦しみやもやもやを抱えているけどそれで悩んだり、ケンカしたりして、少しづつ前に進む展開が良かったのですが、マンガ版だと完全に来夏、和奏がメインで、シンプルすぎる内容だったように思います。
絵や構成は良かったのですが、アニメ視聴済みで読むと、もう後、5,6巻分は必要だったんじゃないかなと思いました。

なお、ストーリーはアニメ準拠ですが、和奏や教頭がより性格悪く感じました。
特に教頭は完全に問題教師で、サディスティックに来夏を虐め、陥れる様は悪党以外の何物でもなく、やりすぎ感がありました。
最後は勧善懲悪ということで、失脚して首を切られるか逮捕されるかして欲しいくらいです。
"ハッピーシュガーライフ"を描く片鱗が見え隠れしていましたね。
"ハッピーシュガーライフ"とアニメのTARI TARI両方を知った上だったので、別の意味で楽しめましたが、そうでない場合はだいぶ印象が違って見えるのではと思います。

TARi TARi

レビュー(3)件

完結・全2巻

3.8

タイトル通り、幸せな甘い生活を送る二人の少女が、その生活を守るためにがんばる話です。
主人公は女子高生「松坂さとう」と幼い少女「神戸しお」で、二人は一緒に住んでいて深く愛し合っています。
ですが、子供二人で生きていけるほど世間は簡単じゃなく、色々な問題から知恵と勇気で立ち向かい、二人だけの甘い甘い生活をがんばって守る、戦う女の子のものがたりとなっています。

ガンガン系の作品らしいロリ系の絵柄にふわふわしたタイトル、舞台は現代ですがファンタジーっぽい雰囲気の作品で、愛し合う二人の女の子が、二人だけの世界を過ごす。
さぞかし可愛らしい、ほっこりとしたお話なんだろうなぁと思ってページを捲ったのですが、実際の内容は絵柄と乖離した超鬱系のドス黒いサイコホラーでした。

下手なことを書くと全部ネタバレになりそうでもどかしいのですが、できるだけ掘り下げない感じであらすじを書くと、さとうさんは愛を理解できず、毎晩のように男漁りの日々を送っていたのですが、しおちゃんと出会ったことで本当の愛を知り、二人は幸せな生活を営みはじめるところで物語が始まります。

一方で街には行方不明の少女を探すニュースが流れ、ビラが貼られます。
さとうさんは二人の生活を守るため、しおちゃんに部屋から出ないこと、鍵付きの部屋には近づかないようにお話します。
そしてその部屋には謎のビニール袋が置かれていて。
誘拐、ストーカー、変質者、死体遺棄、監禁、DV、愛、天使、二人だけの甘い生活を守るため障害を取り除くためしおを守るため、手段を選ばずに行動するさとうの無機質な恐ろしさに戦慄する、愛の物語でした。

なお、登場人物は大体全員異常者なので、安心していたら 「お前もキチ○イか!」 と驚くことになります。
主人公は異常者代表みたいなものですが、こんなヤバい人々が身近にいるとかたまったもんじゃないですね。
ラストは、「やっぱりお前もキチ○イか!」という終わり方でした。
後味は悪いですが、周囲はともかく二人が幸せなら良かったのかなと思います。

ハッピーシュガーライフ

レビュー(123)件

完結・全11巻

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