TARi TARi

EVERGREEN鍵空とみやき

3.06

581

発刊:2012.07.21 〜

完結・全2巻

『TARi TARi(1)』巻の書影
『TARi TARi(2)』巻の書影
うにたべたいさんが読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.06

3件の評価

3.3

2巻まで読みました

P.A.WORKSのオリジナルアニメ・TARI TARIのコミカライズ。
作画は後に"ハッピーシュガーライフ"を描くの鍵空とみやき氏です。

ストーリーは基本的にアニメ準拠ですが、巻数が全2巻と非常に短く、最後まで描かれません。
かなり端折られていて、紗羽の将来に関する両親との確執は描かれず、ヤンとの文通シーンも無し、文化祭まで話が行かないので、最後の校長の見せ場も無く、来夏と教頭が和解して終了となります。
アニメがすごく良かったので読んでみましたが、そういう意味ではちょっと期待から外れた内容でした。
アニメ版では、各キャラで苦しみやもやもやを抱えているけどそれで悩んだり、ケンカしたりして、少しづつ前に進む展開が良かったのですが、マンガ版だと完全に来夏、和奏がメインで、シンプルすぎる内容だったように思います。
絵や構成は良かったのですが、アニメ視聴済みで読むと、もう後、5,6巻分は必要だったんじゃないかなと思いました。

なお、ストーリーはアニメ準拠ですが、和奏や教頭がより性格悪く感じました。
特に教頭は完全に問題教師で、サディスティックに来夏を虐め、陥れる様は悪党以外の何物でもなく、やりすぎ感がありました。
最後は勧善懲悪ということで、失脚して首を切られるか逮捕されるかして欲しいくらいです。
"ハッピーシュガーライフ"を描く片鱗が見え隠れしていましたね。
"ハッピーシュガーライフ"とアニメのTARI TARI両方を知った上だったので、別の意味で楽しめましたが、そうでない場合はだいぶ印象が違って見えるのではと思います。

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