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作品数:17
全1,340件
まぬ
4.0
グロい描写がうまかった!殺人事件起こりまくる特殊な街だった笑猟奇殺人に犯人の特殊な内情が裏付けされててトンデモ話なのに読んでて妙に納得させられたトオルがすこすこ
サイコメトラーEIJI
レビュー(160)件
完結・全25巻
悠
3.3
おもしろい所とおもしろくない所の落差よクニミツはいいね
クニミツの政
レビュー(97)件
完結・全27巻
sa_yu
4.5
娘のため、家族のため。主人公は信念を貫く。この物語はどう執着するのか本当に気になる。
マイホームヒーロー
レビュー(780)件
完結・全26巻
うにたべたい
童顔で中学生みたいに見える生活安全課少年係の刑事「柴田竹虎」が主人公の刑事マンガ。少年たちによる凶悪犯罪を、それでも更生する心を信じ、救っていくストーリーになっています。作者は"サイコメトラーEIJI"、"クニミツの政"と同じ原作:安童夕馬、作画:朝基まさしです。このコンビのマンガはクロスオーバーすることが多いですが、本作はそういう意味では独立した作品です(しいていえばコスプレマニアのみっちゃんらしき人物が登場するくらい)。少年犯罪といっても覚せい剤売買、性犯罪、ネズミ講など、厳重注意で済まされないレベルの犯罪が扱われていて、不運より大人の犯罪の被害者となる展開も多く、果ては虐待、殺人、強姦など、描かれるエピソードは結構エグいです。罪のない子供が被害に遭ったり、あるいは集団心理で自覚がないまま犯罪行為に加担してしまった子供たちを救うために柴田竹虎とその仲間たちが走り回る展開となっており、勧善懲悪で涙腺に訴える内容でした。ただ、事件は解決しても、受けた心の傷であったり、被害を受けた事実は消えてなくならないわけで、そういった意味で後味は決して良くないですが、最終回だけは良かったです。ご都合主義的でしたが、最後は非常にスッキリした終わり方でした。展開が進むにつれて登場人物は増えるのですが、割と準レギュラーであっても殺したり、犯罪に手を染めたり、酷い目にあったりします。人の思惑が重なり合い、意外な人物が犯人として登場することも多く、サスペンスマンガ的な即面もあります。とても許せない凶悪犯罪の犯人の姿が意外な人物であったりするなど、先の展開が気になる作品でした。面白かったですが、シバトラが過去トラブルがあった"仁木"が高校襲撃をしでかしてしまった理由が語られないなど、未回収の伏線があったのが気になりました。描ききれなかったのか、打ち切りに近い終わり方だったのでしょうか。ただそれであっても、スピード感があり、読みやすい名作と思います。
シバトラ
レビュー(142)件
完結・全15巻
4.7
サイコメトラーEIJI後半で登場した蕎麦屋の倅「武藤国光」を主人公にしたスピンオフ作品。スピンオフ元のサスペンスミステリーとは全く違い、ある衛星都市の市長選を舞台にした、社会派な作品です。サイコメトラーEIJIにて牧原代議士の雑用係として採用されたクニミツが、修行という名目で新千葉ヶ崎市の市長になるべく活動している「坂上竜馬」の秘書になるため新千葉ヶ崎市にやってくる。だが、この市は利権と癒着に塗れた政治家が好き放題やっている状態だった。日本政治の暗黒面の縮図のようなこの街で、政治家浪人の秘書というポジションから膿出しを行うという内容です。あらすじからは固い感じを受けますが、ギャグ要素が強く、読みやすいです。テーマは政治ですが、この頃のマガジンらしく暴力とエロが基本です。ただ、政治描写がデタラメかというとそういう訳ではなく、ご都合主義的な展開はあれども勉強になる内容でした。土建屋と癒着し無駄な道路を作る現市長、教団員を街に引っ越させて市長になろうとする新興宗教の教祖、卑怯な選挙活動の妨害工作、教育問題や医療問題まで、様々な問題に対して、実例を交えてクニミツ達が切込みをいれるストーリー展開です。基本的に勧善懲悪で、数話に1回ほどホロリとくるシーンもあります。とてもためになり、面白かったです。スピンオフ作品ですが、サイコメトラーEIJIとはほぼ関連が無く、本作からでも楽しめますが、ラスト近くにサイコメトラーEIJI内であった事件とEIJIの登場人物が少し出てくるので、呼んでいた方がベターかなという気がします。この原作者と漫画家コンビの作品は他作品にも繋がっていることが多いので、基本的に古いものから読んでいくのがおすすめです。
サイコメトラーEIJIの続編マンガ。スピンオフなどではなく、サイコメトラーEIJI最終話から続く続編マンガです。話のフォーマットはサイコメトラーEIJIと同じで、街で起こる異常な事件を、サイコメトリー能力を持つ「明日真 映児」と、独自のプロファイリング調査を得意とする警部「志摩 亮子」が解決する展開となります。映児はダブったため引き続き高校生、それ以外のキャラも引き続いて登場する他、「沢木 晃」、「幾島 丈二」、「カンナビス」など、過去作の犯罪者も登場するため、サイコメトラーEIJIから読んでおくことをおすすめします。途中から映児たちの内輪の話にシフトした前作に比較すると、異常犯罪をサイコメトリー能力とプロファイリングで解決する事件を扱うパターンが多いと感じました。前作以上にキャッチーな犯罪が多く、例えば、現場に探偵小説のような現実ではありえないトリックの痕跡をあえて残したり、死体から心臓を持ち去り代わりにカップラーメンとインスタントコーヒーを詰め込んだり、自分の犯罪内容が記載された新聞を自作して配布したり、前作よりも全体的なストーリー性は薄いですが、フォーマットがしっかりしていて読みやすく感じました。なお、前作は1996年に始まって2000年に終了、作中ポケベルを使う描写もありました。本作は2011年に開始していて一家に一台パソコンがある時代なのですが、作中のIT事情は最新になっていて、最終的には野良Wi-Fiを使用する犯罪も登場します。また、前作と本作の間に10年のブランクがありますが絵は余り変わっておらず、ブランクを感じることはほぼありませんでした。ただ、前作と比較すると犯罪者もコミカルで、サイコサスペンス感は薄れたかなと感じました。なお、本作は2014年に休載、以降、連載がストップしています。作画の朝基まさし氏は別のマンガを連載中で、原作の安童夕馬氏も複数の連載作品の原作を行っているので、しばらくは再開は難しそうです。再開を待ちわびてますが、休載から6年経過して今はスマホが当たり前、PCを使ったことがない世代が出てきたので、再開するとまた映児たちが現代に追いつくのが大変そうですね。
サイコメトラー
レビュー(77)件
既刊15巻
4.4
サイコメトリー能力を持つ不良の高校生「明日真 映児」と、独自のプロファイリング調査を得意とする美人刑事「志摩 亮子」を主人公とするミステリー漫画。何らかの心的外傷を持った犯人が起こす異常な殺人事件を、その能力で解き明かす内容です。事件の遺留品などからその物に宿った記憶の断片を読み取った情報、及び、現場の異常性から浮かび上がる犯人の生活習慣や年齢層などの情報により犯人を特定する流れはサイコサスペンスの洋画を彷彿とさせます。なお、容疑者が複数いて、調査により犯人特定に至るのですが、通常の推理モノとは異なり読者がマンガ内のヒントから犯人を特定するのは不可能なものが多いです。ただ、序盤の事件は特に、異常な事件、複数の容疑者、断片的なヒントなど、推理モノのミステリー漫画のフォーマットとなっていて、犯人もキャッチーなキャラクター付けが多いと感じました。普段は普通の人物なのに、殺人鬼だと判明した途端、イカレ野郎に変化するのがお約束展開です。絵はキレイで、テンポがよく読みやすいです。ただ、中盤以降はより大きな組織的犯罪、心霊現象、ヤンキー同士の抗争、政治の話などが中心になり、キャッチーな異常犯罪を取り上げることが少なくなってきます。それに伴いプロファイリングの活躍の場が薄くなり、序盤の洋画的な雰囲気が薄れているのが、個人的には残念でした。ただ、最終章への盛り上げという意味では必要な展開であり、サイコメトラーEIJIという漫画全巻を通しては満足な内容でした。死体描写はありますが、グロ要素はそれほど無かったと思います。ただ、殺された側が悲惨すぎることが多いです。一方的な勘違い、トラウマを追った結果、薬物摂取による犯行などが多く、救われない事件がほとんどでした。そこも含めてサスペンス要素の強い事件を扱っていると感じました。続編も出ているので、こちらもそのうち読んでみたいです。
寿司カレー
5.0
触れたものの記憶を読み取る「サイコメトリー」の能力を持つヤンキーデータと分析の「プロファイリング」を武器にするセクシーな女刑事この2人が様々な猟奇殺人の謎を解く!キャラクターすべてに魅力があって毎回出てくる犯人が絶対忘れられない!事件を解決したから終わりではなく、サイコメトラーだからこそ読める深層心理の部分にある人間の闇、日本の問題なども考えさせられる!
サイコメトラーEIJIに登場した警官マニアのデブの青年"福島満"を主人公にしたスピンオフ作品。1巻の表紙にある通り、女装癖のある23歳のキモメンを主人公にした作品で、ひょんな事から女装した自分とそっくりの容姿の女性教師"福島満子"の人生に成り代わり、帝辺高校の新任教師として赴任する羽目になった福島満が、猛獣だらけのクラスでなんとか誤魔化しながらも気がついたら生徒を更生させてしまうという内容です。オリジナルのサイコメトラーEIJIは知らなくても楽しめるかと思います。一応、学園モノで、次々起こるクラスの問題を、流されるだけの福島満が見た目上解決するのがお約束展開となっています。このクラスの荒廃っぷりが凄まじく、ドアには黒板消しでは無く斧が仕掛けられ、校外学習では武器が大量に取り上げられ、セックスやシンナーが公然と行われるとんでもない学校が舞台です。そんなクラスの、特に問題視される生徒が抱える問題を無自覚に解決して慕われるというストーリー展開となっています。なお、生徒による教師いじめも、普通に殺害することを前提とした内容です。金八先生が何人かかろうが、屍になって転がるだけという、命を覚悟して授業をしないといけない環境なわけですね。本物の福島満子は、既に作中のある人物によって殺されていて、福島満は満子の霊に憑依されており、ピンチの際には武道の達人である満子が表に出て戦います。生徒の問題が解決するシーンは、ほろりとくる場面といえばそうなのですが、福島満が最低すぎるのと、解決方法が酷すぎるので乾いた笑いしか出ないです。また、なんだかんだで女装した満がモテる展開が多く、マニアに言い寄られる満子(女装)、マニアに身体を弄ばれてうっかり固くしてしまう満子(女装)のシーンもあるので、タイトル通り"でぶせん"の方にもおすすめの作品です(女装ですが)。ただそれ以外の方にはハードコアなシーンの連続となるため、注意が必要です。終盤は展開が早く感じましたが、全話で10巻以内のそれほど長くない作品で、飽きることなく最後まで面白かったです。汚い最低の女装したブサイクが主人公の作品ですが、それがお望みであれば手に取ると良いと思います。
でぶせん
レビュー(44)件
完結・全9巻
政治やら薬害やらについて考えたこともなかったけど、影響されて気にするようになった。漫画に描かれてることは読者に分かりやすいように表現が過剰にされてるはずなので、全てが本当だとは思ってないけど、読者がそれぞれ関心や疑問を持って調べてみたり、議論を交わしたりすることで、この国を少しずつ変えていける力になるのかもしれないと思えた。考えさせることそれ自体が、クニミツの政なんだなあと思いました
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