マンガ好きが選ぶ読書記録&新刊通知サービス
作品数:11
全29件
うにたべたい
3.9
ぱにぽにの登場人物「桃瀬くるみ」を主役にしたスピンオフ。商店街にある喫茶店・エトワールでバイトをしているくるみの日常を綴った内容となっています。くるみが主人公ですが、くるみ視点の話はあまりなく、どちらかというと喫茶エトワールの店長視点となる話が多いです。ぱにぽに同様、基本は4コマで、特にストーリー展開はなく、非日常な日常が展開されるあたりもぱにぽにっぽいです。ぱにぽに本編と異なる点として、"萌え系"に特化した電撃萌王で掲載されており、主にオタクな店長によるマニアックな会話が繰り広げられます。連載は2002年から2008年だったので、今読むと非常に懐かしい内容となっています。『宇宙のステルヴィアのしーぽん』とか、そんなキャラ流行ってたなーというキャラの話題が登場したり、『週刊わたしのおにいちゃん』という、今販売したら100%アウロリフィギュアが付属された雑誌の話題が出てきて、記憶の底に埋没されていたものが採掘されたような気がしました。フィギュアをキャストオフするためには壊さないといけないので大事に取っといた記憶があるのですが、あれどこにやったんだろう、忘れた頃に見つかると危ない気がします。他にも、GAの主題歌が流れたり、ニニンがシノブ伝のキャラがゲスト出演したりするので、懐かしさで切なくなりますね。絵も掲載誌に合わせて萌えを意識したような感じがしました。ただ、読者サービスに乏しいくるみちゃんがメインの作品なので、絵はかわいらしいですが、サービス展開や萌えはあまり無いです。オタクが内輪ネタでキャッキャするだけでちょうどいいような内容だと思います。ぱにぽにからのキャラも一部登場しますが、ベッキーやめそうさは登場せず、読んでなくても問題なく楽しめると思います。どちらかというと、2巻後半にサービスで絵が載っているこつえーやYUGなどで喜べるかが問題かと思います。そういった意味で、上級者向けの作品です。テンポはいいのですが、他作品の小ネタが多いです。個人的には本編より楽しめましたが、人を選ぶ作品だと思います。
まろまゆ
レビュー(1)件
完結・全2巻
氷上へきる氏のギャグマンガ・ぱにぽにに登場する「ベホイミちゃん」を主役にしたスピンオフ。ぱにぽに連載時に並行して連載していました。そのため、雑誌掲載時にはぱにぽに本編とリンクする部分もあったようですが、特に違和感なく楽しめました。ベホイミちゃんが魔法少女となるまでの経緯や、本編では語られなかった魔法少女としての活動が主になっています。都内のボロアパートに一人暮らしをする地味系女子高生ベホイミちゃんは、ある日、突然訪れた宇宙人に「魔法少女になって地球を守ってほしい」と頼まれます。突然の宇宙人、突然の魔法少女へのお誘いに混乱するベホイミちゃんですが、魔法少女になることを承諾します。後はいつものぱにぽにのノリで、とんでも宇宙人たちの攻撃に、ずっこけながら、落ち込みながら、時にはビシッとバシッと魔法少女をやる展開です。ちなみにぱにぽに序盤のベホイミちゃんは常時魔法少女状態でしたが、その設定は作者が忘れたのか、本編の設定とリンクしていませんでした。また、ベホイミちゃんといえば、過去に特殊部隊所属経験があったような行動があるなど、割りと謎多いキャラですが、そのあたりの説明もなく、メディアもぱにぽに本編同様のポジションで登場します。ぱにぽにのキャラも一部登場するので、本編を読んでおいた方が楽しめると思いますが、あまりスピンオフであることの活用はされないので読まなくても大丈夫と思います。ぱにぽに同様、コマ割りは散らかっていますが不思議に読みやすいです。キャラもポップでかわいらしく、新キャラの小学生魔法少女もお気に入りです。ただ、ラストは明確に最終回で締めくくられず、掲載がないままぱにぽにも終了し、事実上全2巻となっています。そのため、ストーリーの縦軸であった宇宙犯罪者が根絶したような描写はなく、戦闘用人造人間の登場の予兆だけ残し、続くけど終わるような終わり方になってます。とはいえ、グダグダなまとめは毎話のことなので違和感は無く、十分楽しめるスピンオフでした。
新感覚癒し系魔法少女ベホイミちゃん
レビュー(2)件
匹七
3.5
いつものへっきーで、なんだか安心する。
花織さんは転生しても喧嘩がしたい
既刊6巻
無敵体シーゲル
3.4
当時としては斬新な漫画だった。群像劇的な作風で、次がどんな話になるのか予測出来なかった。マイナス面としては数々の設定や伏線の割に、まとめ方が雑だった気がする・・・。とっちらかったまま終わったと言うか。それが魅力でもあるけれども。「遊びタイガー」「審判見てない!」など名言が多い
ぱにぽに
レビュー(20)件
完結・全18巻
4.0
とある私立高校・桃月学園を舞台にしたギャグマンガ。ストーリーは、通しで読んだのですが一言で説明がつけようがなく、学園の個性的な面々があっちこっちでわちゃわちゃする展開です。基本的に一話完結なのですが、後付(?)でそれが伏線となって後で登場することもあり、ストーリーマンガのシリアス展開になろうとした、次のページではすべてぶち壊してギャグで片付けたり、過去のつながりや巨大組織の存在を匂わせながらも、読み終えると、結局なんだったんだろう、というのが感想となると思います。主要キャラは桃月学園1年のメンバーです。第一話で、C組に担任教師として、金髪のちびっ子「レベッカ宮本」が赴任してきます。彼女は10歳にしてコロンビア大学で博士号を取得した超天才で、謎のうさぎ「メソウサ」を連れています。基本的にはレベッカ宮本(ベッキー)を中心としてストーリー展開するのですが、そもそもストーリー展開があってないようなもので、ある意味では日常系マンガともいえるかもしれないですが、文化祭に仕掛けられた爆弾解除をしたり、宇宙人による観察を受けたりと、とても非日常な日常が繰り広げられる内容です。ストーリーはない(に等しい、と思った)ですが、回が進むに連れキャラクター数が雪だるま的に膨らみます。また、新キャラの登場はたいてい急で、一発キャラと思ったのが後で"おなじみのキャラ"として登場することも多いです。ですが、キャラクターは個性的で、描き分けができているので、髪型や服装が変わるのですが見分けがつきやすいです。そのためか、コマ割りがごちゃごちゃしていますが、不思議と読みやすかったです。なお、シャフト全開なアニメが話題になりましたが、アニメはマンガの序中盤ごろまでなので、多数のキャラがアニメ化されていないです。アニメ終了時点でもマンガ版はまだまだ中盤なので、アニメで入った方にもおすすめです。ただ、終盤、時空の歪みでパラレルワールドと現世界が交じる事件があったり、ベッキーのスクール時代の学友が登場しベッキーの過去に関連する騒動が起きる"テンペスト編"が始まるなど、内容が迷走します。最終巻で軌道が元に戻ったのですが、終盤は読みにくいと感じるところがありました。また、ぱにぽにのスピンオフや、作者の氷川へきるの同人時代の作品が元ネタとなることもあるそうで、私もそちらはチェックせずに読み進めていたのですが、読んでいればわかったのかなと思うような場面もありました。スピンオフはそのうち読んでみようかなと思ってます。デフォルメが強い作風ですが、読みやすく、また、謎の色気があります。てきとーに読めるマンガだと思います。
ヤクモ
このレビューにはネタバレを含みます。
これぞ氷川へきるっていえる代表作とにかくごちゃごちゃでグダグダ思いついたことをポーンとやってるような作風なのに辻褄合わせて話が繋がってるのが見えたりするとおおってなるけど、結局いつも通りな終わり方アニメ化してさらにごった煮感がましてくるのもあってなんとも言えないに気持ちになれる作品
peikoo
3.3
こんなに巻数でてるのは知らなかった。
ちの
1.9
よしお
ほだか
3.0
CANDY POP NIGHTMARE
完結・全7巻
漫画を探す
話題のニュース