桃月学園1年C組にやってきた新任の先生・レベッカ宮本は、10歳でMIT(マサチューセッツ工科大学)の博士号を修得した超天才ちびっこだった!ちっちゃい!金髪!そしてナゾのウサギ・メソウサを連れている!!アホ毛でお元気なマホ少女・姫子や、クールなメガネキャラ・橘玲、不思議系学級委員・一条、何気に地球を救う使命を任されてる魔法少女・ベホイミなど、不思議&変態キャラ満載のにぎやかな学園生活をお楽しみあれ~。
氷上へきる氏のギャグマンガ・ぱにぽにに登場する「ベホイミちゃん」を主役にしたスピンオフ。 ぱにぽに連載時に並行して連載していました。 そのため、雑誌掲載時にはぱにぽに本編とリンクする部分もあったようですが、特に違和感なく楽しめました。 ベホイミちゃんが魔法少女となるまでの経緯や、本編では語られなかった魔法少女としての活動が主になっています。 都内のボロアパートに一人暮らしをする地味系女子高生ベホイミちゃんは、ある日、突然訪れた宇宙人に「魔法少女になって地球を守ってほしい」と頼まれます。 突然の宇宙人、突然の魔法少女へのお誘いに混乱するベホイミちゃんですが、魔法少女になることを承諾します。 後はいつものぱにぽにのノリで、とんでも宇宙人たちの攻撃に、ずっこけながら、落ち込みながら、時にはビシッとバシッと魔法少女をやる展開です。 ちなみにぱにぽに序盤のベホイミちゃんは常時魔法少女状態でしたが、その設定は作者が忘れたのか、本編の設定とリンクしていませんでした。 また、ベホイミちゃんといえば、過去に特殊部隊所属経験があったような行動があるなど、割りと謎多いキャラですが、そのあたりの説明もなく、メディアもぱにぽに本編同様のポジションで登場します。 ぱにぽにのキャラも一部登場するので、本編を読んでおいた方が楽しめると思いますが、あまりスピンオフであることの活用はされないので読まなくても大丈夫と思います。 ぱにぽに同様、コマ割りは散らかっていますが不思議に読みやすいです。 キャラもポップでかわいらしく、新キャラの小学生魔法少女もお気に入りです。 ただ、ラストは明確に最終回で締めくくられず、掲載がないままぱにぽにも終了し、事実上全2巻となっています。 そのため、ストーリーの縦軸であった宇宙犯罪者が根絶したような描写はなく、戦闘用人造人間の登場の予兆だけ残し、続くけど終わるような終わり方になってます。 とはいえ、グダグダなまとめは毎話のことなので違和感は無く、十分楽しめるスピンオフでした。
by うにたべたい (525)ぱにぽにの登場人物「桃瀬くるみ」を主役にしたスピンオフ。 商店街にある喫茶店・エトワールでバイトをしているくるみの日常を綴った内容となっています。 くるみが主人公ですが、くるみ視点の話はあまりなく、どちらかというと喫茶エトワールの店長視点となる話が多いです。 ぱにぽに同様、基本は4コマで、特にストーリー展開はなく、非日常な日常が展開されるあたりもぱにぽにっぽいです。 ぱにぽに本編と異なる点として、"萌え系"に特化した電撃萌王で掲載されており、主にオタクな店長によるマニアックな会話が繰り広げられます。 連載は2002年から2008年だったので、今読むと非常に懐かしい内容となっています。 『宇宙のステルヴィアのしーぽん』とか、そんなキャラ流行ってたなーというキャラの話題が登場したり、『週刊わたしのおにいちゃん』という、今販売したら100%アウロリフィギュアが付属された雑誌の話題が出てきて、記憶の底に埋没されていたものが採掘されたような気がしました。 フィギュアをキャストオフするためには壊さないといけないので大事に取っといた記憶があるのですが、あれどこにやったんだろう、忘れた頃に見つかると危ない気がします。 他にも、GAの主題歌が流れたり、ニニンがシノブ伝のキャラがゲスト出演したりするので、懐かしさで切なくなりますね。 絵も掲載誌に合わせて萌えを意識したような感じがしました。 ただ、読者サービスに乏しいくるみちゃんがメインの作品なので、絵はかわいらしいですが、サービス展開や萌えはあまり無いです。 オタクが内輪ネタでキャッキャするだけでちょうどいいような内容だと思います。 ぱにぽにからのキャラも一部登場しますが、ベッキーやめそうさは登場せず、読んでなくても問題なく楽しめると思います。 どちらかというと、2巻後半にサービスで絵が載っているこつえーやYUGなどで喜べるかが問題かと思います。 そういった意味で、上級者向けの作品です。 テンポはいいのですが、他作品の小ネタが多いです。 個人的には本編より楽しめましたが、人を選ぶ作品だと思います。
by うにたべたい (525)ヤクモ
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