ぱにぽに

氷川へきる

3.30

1362

完結・全18巻

『ぱにぽに(1)』巻の書影
『ぱにぽに(2)』巻の書影
『ぱにぽに(3)』巻の書影
『ぱにぽに(4)』巻の書影
『ぱにぽに(4)』巻の書影
『ぱにぽに(5)』巻の書影
『ぱにぽに(6)』巻の書影
『ぱにぽに(7)』巻の書影
『ぱにぽに(8)』巻の書影
『ぱにぽに(9)』巻の書影
『ぱにぽに(10)』巻の書影
『ぱにぽに(11)』巻の書影
『ぱにぽに(12)』巻の書影
『ぱにぽに(13)』巻の書影
『ぱにぽに(14)』巻の書影
『ぱにぽに(15)』巻の書影
『ぱにぽに(16)』巻の書影
『ぱにぽに(17)』巻の書影
無敵体シーゲルさん、他2人が読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.30

19件の評価

4.0

18巻まで読みました

とある私立高校・桃月学園を舞台にしたギャグマンガ。
ストーリーは、通しで読んだのですが一言で説明がつけようがなく、学園の個性的な面々があっちこっちでわちゃわちゃする展開です。
基本的に一話完結なのですが、後付(?)でそれが伏線となって後で登場することもあり、ストーリーマンガのシリアス展開になろうとした、次のページではすべてぶち壊してギャグで片付けたり、過去のつながりや巨大組織の存在を匂わせながらも、読み終えると、結局なんだったんだろう、というのが感想となると思います。

主要キャラは桃月学園1年のメンバーです。
第一話で、C組に担任教師として、金髪のちびっ子「レベッカ宮本」が赴任してきます。
彼女は10歳にしてコロンビア大学で博士号を取得した超天才で、謎のうさぎ「メソウサ」を連れています。
基本的にはレベッカ宮本(ベッキー)を中心としてストーリー展開するのですが、そもそもストーリー展開があってないようなもので、ある意味では日常系マンガともいえるかもしれないですが、文化祭に仕掛けられた爆弾解除をしたり、宇宙人による観察を受けたりと、とても非日常な日常が繰り広げられる内容です。

ストーリーはない(に等しい、と思った)ですが、回が進むに連れキャラクター数が雪だるま的に膨らみます。
また、新キャラの登場はたいてい急で、一発キャラと思ったのが後で"おなじみのキャラ"として登場することも多いです。
ですが、キャラクターは個性的で、描き分けができているので、髪型や服装が変わるのですが見分けがつきやすいです。
そのためか、コマ割りがごちゃごちゃしていますが、不思議と読みやすかったです。
なお、シャフト全開なアニメが話題になりましたが、アニメはマンガの序中盤ごろまでなので、多数のキャラがアニメ化されていないです。
アニメ終了時点でもマンガ版はまだまだ中盤なので、アニメで入った方にもおすすめです。

ただ、終盤、時空の歪みでパラレルワールドと現世界が交じる事件があったり、ベッキーのスクール時代の学友が登場しベッキーの過去に関連する騒動が起きる"テンペスト編"が始まるなど、内容が迷走します。
最終巻で軌道が元に戻ったのですが、終盤は読みにくいと感じるところがありました。
また、ぱにぽにのスピンオフや、作者の氷川へきるの同人時代の作品が元ネタとなることもあるそうで、私もそちらはチェックせずに読み進めていたのですが、読んでいればわかったのかなと思うような場面もありました。スピンオフはそのうち読んでみようかなと思ってます。

デフォルメが強い作風ですが、読みやすく、また、謎の色気があります。
てきとーに読めるマンガだと思います。

1

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