山中ヒコ

二人のピュアさ、一途さが柴田さんを変える。

blぽくない設定。面白かった！！！！青年漫画とか好きな人にもおすすめ。もうすぐでスピンオフ発売、楽しみです。

イキガミ「鬼道」x鬼道のドナー中学校教師
「イキガミ」と呼ばれる超能力者が戦争の鍵を握る戦時下の世界。
平凡な中学校教師の主人公は「鬼道」というイキガミのドナーになる事を命じられる。イキガミの怪我の治療をする唯一の方法がドナーの体液や臓器だった。
戦いしか知らないイキガミがヒトの暖かさに触れ、ヒトに近づいてゆく。二人の絆は深まってゆくが、ドナーの臓器を使うことに迷いが生まれ…

後半まで泣ける描写が続く。BLの枠を超えた凄い物語。

世界観に惚れました。

イキガミとドナーでこの作者さんにハマり、こちらも読了。予想通り幸せな気持ちになれました。

SFBL？的なジャンルになるのでしょうか…。萩尾望都へのオマージュを感じさせる絵と、途中アンハッピーエンドになりそうな雰囲気を満々に出しながら爽快なまでに幸せな気持ちになるハッピーエンドにやられました。BLの割に上品に(？笑)エロ少なめなのもとても好みで、とても心に残る作品でした。

壮大な時を跨いで紡がれるラブストーリー。

よくある人間とアンドロイドの恋愛モノ、と言ってしまえばそれまでですが、本作には心をざわつかせる何かがあります。
1巻で完結するお話ですが、主人公とともに長い時間を過ごした気分になりました。

男性どうしのカップルがお話の根幹にありますが、直接的な描写はないのでBL系が苦手でも大丈夫。
むしろそこで躊躇って読まないのがもったいない。

死んだと思ったら250年間コールドスリープしていて、1年も経たずしてまた死んだと思ったらまた250年後に目が覚める。
人間と出来損ないのアンドロイド、主要キャラはふたりだけ。
「人間臭さ」ってなんでしょう。1巻で終わるお話ですが、深く考えさせられます。
もはやヒト型でもなんでもない500年後のアンドロイドが一番「人間臭い」のが胸にくるものがありました。

３本の作品からなる短編集。それぞれ毛色がかなり違って、痛恋愛から近未来まで様々。
2作目は非現実的さが好みでなくて流し見。１作目と３作目は面白かったが物足りなさのほうが大きいので、
それぞれで１冊書いてほしい。