「藤村」から西新橋の料亭「桜花楼」に移った伊橋。合理主義を唱える副社長兼“立板”のやり方に戸惑いと憤りを感じつつも“起爆剤”として奮闘中。ある日のこと、仕事を終えた伊橋は、熊野の部屋に呼び出された。熊野によると、彼が修行時代に世話になった西新橋の老舗料亭「桜花楼」が、腕の立つ板前を助っ人に求めているという。先代への義理もあり、また、伊橋に頼りきりの渡辺をひとりだちさせたいとも思っていた熊野は、伊橋に“助”に行くよう持ちかける。話を聞いた伊橋は、これも修行のうち、と「桜花楼」に行くことを決意するが、その「桜花楼」の板場は、イビツな構図が支配していて……?
お客様に明日への希望を与える開運セールスマン・杉山等(すぎやま・ひとし)の活躍を描いた人情ストーリー。遊覧船と間違えて釣り船に乗った保険外交員・杉山等は、同乗した釣り客達に営業するが全く相手にされず、一緒に無人島に置いて行かれてしまう。そして日が暮れた時、強風で荒波に襲われる無人島で命の危険を感じた釣り客達は、家族に金を残そうと杉山の保険に入ろうとするのだが……!?