下條はなんでも思い通りになる人生を心底つまらなく感じている。刺激を探し続け、ついにはエリート街道から外れ、ヤクザまがいのゲスへと堕ちていた。それでも、人生はイージーゲームで進んでいく。そんなある日、ひとりの汚いクズ男を見つける。それは、かつて青春時代にたった一度だけ下條へ敗北感を与えた男、久瀬だった。落ちぶれた久瀬の姿に下條は苛立つ? ──お前を堕とすのは、俺の筈だった── 不愉快さと懐かしさで複雑に絡まる気持ちをよそに、下條の口からぽろりと言葉がこぼれる。「金ならくれてやるから、俺に飼われるか?」インテリヤクザなゲス男とホームレスでヒモなクズ男、ふたりの人生が再び交わった時、未来はどこへと繋がっていくのか…… 青春時代に止まった世界へ新たな轍が刻まれ始める! 【紙コミックス刊行時に、その後のふたりを描いた「明日の香り」を30P描き下ろし!!】
「可愛いね セックスしたくなっちゃった ダメ?」聴色の髪 赤いピアス 猫目で口元にホクロ──浅田は本の登場人物「蛍」に恋していた。ある放課後、図書室で居眠りしていた浅田が目を覚ますと、恋い焦がれた「蛍」に似た人・二宮がいた。二宮は、ちょっとビッチな「蛍」ままな行動をする。「蛍」に似た二宮に心を奪われていく浅田だが、「二宮くん」については何も知らないことに気づいて……?ミスティックな色香惑う 斉川 冬デビューコミックス!
蛍は明日死ぬ 斉川冬/大洋図書ihr HertZ Series/2019 【あらすじ】 攻は小説の主人公・蛍に恋をしている。ある日、蛍に外見が酷似した受に出会う。勢いで交際を申し込み、無事付き合えることに。受は外見だけでなく、嗜好や性格も蛍に似ていた。受に蛍の姿を重ねる攻だったがーー? 推しガチ恋✖︎ミステリアス演じる健気受。 攻→ 一見普通に見えて蛍ガチ恋勢で、恋人に「蛍」を求めてしまうことも。ガチ恋ぶりに私もちょっと引いた😂 受→ とにかく健気でいい子、健気すぎて傷つくくらい。 題名からお話を考えていったのかな?というくらい題名の通りにまとまります。 私の読解力不足のせいだと思いますが、以下の点について、読みながらだとよく分からず…🤔 ❶なぜ攻は受自身を(蛍の姿を重ねずに)好きになることができたのか。 ❷なぜ受は蛍の真似をやめたのか。 そこらへんの描写がさらっとされてる印象です。大体の想像はつきますが、明確な答えや出来事が欲しくなりますね…! デビューコミックスだからか、絵のムラや構成のツッコミどころは感じます。
by miii (4)