「俺はついてない…」新人俳優の涼介は大事なオーディション直前、スクーターで高級車にキズをつけてしまう。さらに審査員で憧れの俳優・小島雅人にはにっこり微笑みボロクソに言われ…!! 怒りながら事務所を後にするが、あの高級車の持ち主が小島雅人その人だった! 修理代を請求され真っ青になった涼介に雅人は「付き人になって返済しろ」と提案してきて!? 意地悪ばっかりするくせに、なんで俺に構うんですか! ハル流・業界シンデレラBL!! 《電子限定の描き下ろしページも追加収録!》
「嫌か? 俺とセフレになるのは?」 新入社員としてアメリカから東京に戻ってきた和真は、 会社で中学時代のクラスメイトで、 今はトップデザイナーとして活躍している蓮と再会する。 中学3年の夏の突然の別れ以来、10年ぶりの再会だった。 親友で初恋の人で、──初めての相手、それが蓮だった。 相変わらず綺麗で、強くて、 和真は蓮と一緒にいるだけで幸せになれた。 けれど、蓮は不自然なほど中学時代の話題を避け、 仲のよかった元クラスメイトとして振る舞った。 それは蓮がゲイであることに負い目を持っており、 和真に拒絶されることを何より恐れていたからだ。 でも、ある夜、ふたりは再び関係を持ってしまい!?
「家庭教師代はセックスでいいぜ」神宮寺結人と早乙女恭平の関係は、そうやって始まった。虐待家庭で育った神宮寺結人が初めて執着したもの、欲しいと思ったのが、早乙女恭平だった。高校入学の春、初めて知った清潔な香りの持ち主だ。高校時代の恭平に近寄る隙はなかったが、彼の大学受験失敗を機に、神宮寺はセックスと引き換えに家庭教師を申し出た。一方、体面ばかりを重んじるエリート家庭で気持ちを殺しながら生きてきた恭平にとって、神宮寺との時間は目を逸らし続けてきた自分を知る時間だった。だけど、そんな関係も恭平が大学に合格するまでの話、そこから先は知らない他人に戻る…はずが!? 奇跡の恋、完結!! 【電子限定のおまけマンガ(14P)を巻末に収録配信!!】
お互いに何も知らない方がいいじゃないと、泥沼になる暑い夏の夜、トップクリエイターの八神はゲイバーでひとりの男と知り合い、セフレになる。見た目がよく、真夏でもスーツのいかにもエリートな、そのくせ遊び慣れていない童貞の男だ。名前も知らず、体だけの関係。セックス以外、持ち込むのは禁止──そうやって名前も告げす始まった関係のはずが、八神のテリトリーを守りけなげに振る舞う男を、八神はいつしか可愛く思うようになる。本気になるつもりはなかった。そのはずが……!?東京で生まれた、四つの季節のラブストーリー、夏(中編、後編)と『4月の東京は…』の和真&蓮のその後を描いた春を収録!