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発刊: 2009.09.11 ~
既刊1巻
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a夢枕獏の著書『月の王』を原作に、独自の世界観で物語を大きく飛翔させた石川賢の名編。武勇神インドラの化身にして、子供の頃から象をも倒す怪力と魔物をもおそれぬ精気と勇気を持つアーモン。不吉な月の夜、いつものたいくつの蟲が鳴き始めたアーモンは、従者・ヴァシッタを伴いナーガの森を訪ねる。森の入口にさらされていた首が旅人を惑わしていることを知ったアーモンは、それをいさめようとするが、その首は身体中を魔物でまといアーモン達に牙をむいてきたのだった。苛烈な戦いはナーガの森を外れ、平安時代の羅生門へと舞台を移す。妖魔は“月の王”の意志にそってこの世界にアーモンを連れてきたのだと話し果てるが……。はたしてアーモンを狙う者の正体とは!?
ボリス・ヴィアンの小説『うたかたの日々』を原作にした、岡崎京子によるコミック。雑誌「CUTiE」の連載(1994年~1995年)後に、著者がプロローグ、ラストを描き加え、全体に加筆修正したもの。 <p> 「ちょっとした財産もち」のコランと軽やかで美しいクロエ。ふたりは盛大な結婚式を挙げるが、そのすぐ後、クロエは肺に「睡蓮」が巣食うという奇病に侵される。治療費のために破産に追い込まれながら必死に看病するコラン。だが、クロエは日に日に衰弱していく。そして、ある作家の偏執狂的コレクターのシックとその恋人アリーズ、コックのニコラなど、周囲の人々の人生も深刻な様相を呈していく。 <p> 原作ともども、この作品の魅力のひとつは、残酷さと無邪気さをあわせもつ幻想的な描写の数々にある。恋するふたりを包む、熱くてシナモンシュガーの味がするバラ色の雲や、土から生えてくるたくさんの銃身、そして、クロエの胸から伸びて咲く睡蓮の花…。原作を知る人にとっては違和感をおぼえる場面もあるかもしれないが、彼女の目をとおして、ていねいに描かれたヴィアンの世界を、特に前半は、ただ楽しみたい。後半に入ると、破滅へ向うコランたちの姿が現実をぎりぎりのところで生きる岡崎作品の登場人物の姿と重なり、物語は一気に走り出す。 <p> 凝った装丁も、本書をより魅力的なものにしている。白い箱から真っ赤な本を取り出せば、表紙には睡蓮の花。しゅるりと勢いよく伸びるその姿は、恐ろしくて、美しい。(門倉紫麻)
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既刊1巻
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a月山鍛治・貞光の弟子として日々刀鍛冶の修行に励む鬼王丸。自分の慢心から刀の買い主を死なせてしまった鬼王丸は未熟さを痛感し、過酷な修練である「鉄百錬千打」に挑み見事成し遂げる。打ち上げた刀で「男の約束」を果たし職人として一人前への一歩を踏み出したある日、師匠から意外な秘密を打ち明けられる。 十八年前、裏山に「星の鉄」が落ちた時から、数奇なる運命の歯車は動き出していた――!!
「結婚することになっちゃったけど私のこと見捨てないで」心中未遂後の70年――。時代に許されなかった女性同士の恋と人生を、令和から戦後まで遡って辿るドラマチック一代記!伊藤貴代子、85歳。認知症で家族の顔さえわからなくなる日々の中、突然訪ねてきたのは、忘れるはずもないかつての恋人・園田ミツだった――。貴代子とミツは、戦後の女学校時代に心中を図った恋人同士だった。心中が失敗しても恋愛関係は続いたが、貴代子は28歳で見合い結婚を決めてしまう。ミツは傷つくも、貴代子の悲壮な理由を知り、婚前最後の旅行を提案するが――?
「抱いた夢と、ままならない現実。それでもそんな日々のカケラも愛おしい」 下着メーカーで働くヒロの前に現れたみすぼらしい少女。 彼女は、6年ぶりにあった従姉妹の桃佳だった。下着の付け方すら知らず、服の下に数々の暴行の痕を持つ彼女を見ていられなくて、ヒロは桃佳を暫くの間家においてあげることに-『きらぼしのはこ』の他、初々しいJK2人のプラネタリウムデート『君の話をきいたげる』や、ぼっちな黒瀬さんとそんな彼女を気にかける白河さんを描いた『白魔女さんと黒魔女さん』、病気がちな女の子と突然現れた妖精の交流を描いた『夜伽の窓に』と、個性的で心に響く短編を多数収録。
SNSの話題作が書籍化! 「日常」を「ゲーム」だったらとついつい考えてしまうゲーム脳カップルな二人。出会い、デート、お泊り…ロマンチックな状況も二人の脳内はゲームのことばかり!? 大好きなゲーム(もの)で分かり合えるって最高にハッピー! ゲーム脳なカップルコメディ、第1巻! コミックスでしか読めない、描きおろし25pも収録!