八雲は幼い頃から母親に、二つのことを告げられていた。ひとつは「父親が吸血鬼である」こと、もう一つは「父に死期が近づくと迎えに使者がやってくる」こと。その言葉を信じていなかった八雲。しかし、母の死後彼の前に現れた「人間の言葉を話す黒犬」によって、それが事実であることを彼は知る。黒犬は、八雲が吸血鬼界の王の息子で、その後継者候補になっていることを伝え、自分がその後見人になったと告げた。「後継者レース」に否応なく参加することになってしまった八雲。それは負ければ命を失う、命を賭した戦いだった――!!
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発刊: 2014.09.12 ~
完結・全1巻
新刊通知
aわたしたちの教室は、涙100万粒からできている!いじめを止める方法を描く、山田デイジー「守りたい。」。教室の身分差にせまった、安藤なつみ「格差教室ワタシのランク」。教師によるいじめを描いた、リオコ「チャイムの音をきくと」。いじめへの復讐がテーマの、大塚さとみ「鉛」。いじられキャラを描く、ゆみみ「ほんとうのともだち」。あまりの大反響に編集部が驚いた“わたしたちのリアルシリーズ”!