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発刊: 2022.09.29 ~
既刊1巻
新刊通知
a駐車場の片隅で産まれた一匹の黒猫。兄弟と違って、毛足が長く、まるでモップみたい。臆病な性格から、いつも行動に遅れ気味で、母猫のオッパイにもありつけない。そんなある日、突然に母猫を失い、兄弟はバラバラに……天涯孤独となった黒猫は、必死に闘い、食べ物を探し、必死に生き抜こうとしていた。腹を空かせて彷徨っていたとき、独り暮らしのばあちゃんが住む家に迷い込んだ。そのばあちゃんは、夫を失い、生きる希望を失いかけていたけれど、庭先に訪れた野良猫に、嫌いな弁当のおかずをくれたのだ。人間に対して不信感しかなかった野良猫にとって、生きるすべを得るとともに、はじめて「ヒトの温かさ」をしることに……。でもそれは、ばあちゃんにとっても「かけがえのない生きる希望」となっていく。いつまでも続くと思われた幸せな日々だったが――。電子限定《20P小冊子》おまけ付き!!
多摩川の中流や、武蔵野線・南武線沿線の地域には、田舎のような郷愁を感じるわけでもなく、下町のような情緒もない、只、時代に取り残された殺伐とした景色が広がっている。早朝の多摩川で対岸の景色を眺めているだけで寂しさがこみ上げてくるような。『死都調布』作者が漂着した前人未到の旅漫画。【収録話】 高麗 秋津駅⇔新秋津駅 北朝霞 小野路(多摩丘陵) 横浜 羽村市動物公園 江東区 沼南 夏 府中本町 【特別収録】 作者撮り下ろし・カラー口絵8P 縄文ZINE版「武蔵野」 【巻末寄稿】朝宮運河(書評家・『宿で死ぬ 旅泊ホラー傑作選』編者) 不穏さと脱力感、狂気とおかしみ、残酷とおだやかさ。それらが絶妙なバランスで共存し、混在する令和のミステリー・ゾーン。斎藤潤一郎が再発見したそんな武蔵野の姿は、どこか危うさを感じさせる笑い声を響かせながら、私たちを手招いているのである。
発刊: 2021.03.12 ~
既刊1巻
新刊通知
a“夫婦の在り方”を問う愛と笑いと涙の実話! 鈴木大介『されど愛しきお妻様』で描かれた「大人の発達障害の妻×41歳で脳梗塞で倒れた夫」、愛と笑いと涙の実話を「ピーチガールNEXT」の上田美和がコミカライズ! 大介と千夏は勤務先の編集プロダクションで出会い、結婚。しかし、千夏は家事能力ゼロ、朝までゲームで起きてくるのは夕方。自由すぎる千夏に大介はイライラを募らせていた。あるとき、千夏が激しい頭痛を訴えて倒れる――下された診断は脳腫瘍。オレは家事と結婚したいのか?気の利く人が好きなのか? 千夏を失いそうになって初めて、大介は「千夏じゃなきゃダメだ」と実感する。なんとか回復した千夏と、不安を振り払うかのようにさらに仕事に没頭する大介。過労のあまり脳梗塞で倒れて――大介は気づく。この不自由さを、お妻様はずっと抱えていたんだ!! パートナーだけでなく、家族、同僚関係で悩むすべての人に送る「意識改革物語」。