一番近くて、一番遠い。この距離がもどかしい。==「同じ身長だね」「(なんだよ、同じ身長って……)」身長が170cm以上あり、女子の中では大きいことがコンプレックスなみのり。みのりより少し背が小さいため、大きくなりたい隼太(はやた)。なかなか素直になれない、じれったいふたりの恋路は!?==「それ以前に、自分に自信がない」「(筋トレとか部活頑張って、また告白しよう)」今は痩せているが、昔はぽっちゃりしていたため、体形にコンプレックスを感じているまゆ。今はガッチリ体型だが、昔はヒョロガリだった周平。もう一度、君に「好き」と言えるのはいつだろう?==「……お隣の可愛い男の子」「18になったよ、もう大人だよ」隣の家に住んでいる歩のことを、“推し”のような存在だと思っているすず。小さい頃から、一途にまゆを思う歩。「推し」ではなく「恋人」に昇格できるのか!?==続々重版出来『2歳差の幼なじみ』の著者が描く、SNSで話題の幼なじみラブ!待望の書籍化!
発刊: 2024.06.12 ~
既刊1巻
新刊通知
a身代わりだとわかっているのに、火照る身体は抑えられず…大正時代。男爵の妾の娘・清乃は、結婚を目前に亡くなった姉の代わりに嫁ぐことになった。相手は格上の侯爵家嫡男・有季。家柄の差があるのは承知の、身分と資産を交換するような政略結婚だ。そのため婚家の誰もが彼女に冷たく、有季も距離をおいていた。しかし健気にふるまい、可憐な容姿と聡明さをもつ清乃に有季は惹かれ、ふたりは少しずつ心を通わせる。そして迎えた初夜。男性の熱い肌と激しい欲望に貫かれ、清乃は甘い余韻に包まれる。幸せを感じていた清乃だったが、暗い影が忍び寄り…!?
“描き下ろし新作エピソード「素粒子の澱」を特別収録した、鬼頭莫宏の描くSF傑作オムニバス完全版。いつか存在した、今ではその存在すら忘れられた外殻都市。そこに暮らした人々の、それぞれの愛のかたちの物語。妻を思い過ぎたあまりに彼女の過去まで独占しようとした男の話。死にゆく自分を3年間だけ救った男にそれでもなお感謝をした少女の話。死んでやっと妻へ伝えるべき言葉を得た男の話。ほれ薬を求めたために本当の自分の気持ちに疑いをもってしまった少年の話。人ならぬものを愛した男の話。触れられない少女達にしか関心を持てなかった男の話。生きた書庫として禁制の本を所蔵してしまった少女の話。都市の抱いた夢の残滓は、永訣を越えゆくか。”
表現者にとって生成AIは脅威か? 生成AIを利用した執筆は非常識と思われていたが、100年後の未来では常識と言われていた―― 無名の小説家だった菅井櫓は100年の冬眠から目覚めると一転、国民的作家と評されるようになっていた。現在の自分の評価に戸惑っている時に、100年経った“現在”の菅井に、生きているはずのない当時付き合っていた彼女からの手紙が届く。「彼女は生きているのだろうか……」同じ疑問が菅井の頭の中を永遠に回り続けた後、ひとつの決意を固める。それは再び彼女が喜んでくれる小説を書くこと。100年経った今、生成AIを使用せずに小説を書いている者などいない世界になっていた。新しい感動を届ける物語を菅井はどのように執筆していくのか。物語を紡ぐことに取り憑かれた者たちの近未来譚!!