マンガ好きが選ぶ読書記録サービス
竜騎士07
3.39
928
発刊:2011.12.22 〜
既刊1巻
昭和58年夏、運命に打ち勝った古手梨花は、理想の世界を仲間達と満喫していた。しかし不慮の事故により、またしても違うカケラに飛ばされてしまう。その世界は鷹野も入江もおらず、悟史が健在である、かつて経験したことのない世界だった。梨花は、元の世界に戻れるのか!?梨花の長い旅路の意味を問い直す、竜騎士07原作の痛切なる「ひぐらし」アフターストーリー!!
21件の評価
うにたべたい
3.8
「ひぐらしのなく頃に・礼」の短話、賽殺し編のコミカライズ。「ひぐらしのなく頃に・礼」は、"賽殺し編"、"昼壊し編"で完結となります。一応、さらにおまけのショートシナリオである"罰恋し編"も漫画化していますが、単体で販売はされておらず、別の章の購入特典だったため、微妙にプレミアがついています。古本で安値で見かけたら即購入ですね。昼壊し編がコメディ枠だったのに対し、本作はシリアス展開です。本編の完結後、プールに遊びに行った部活メンバーだったが、古手梨花はちょっとした不注意でトラックに撥ねられてしまう。梨花が目覚めた世界は、元の世界とはどこか違うifの世界だったという展開です。主人公は古手梨花。「もし全てのサイコロの目が良い方向に転がっていれば」という世界で、それでも元を選択したいか、戻るべきかという内容で、とても矛盾なく練られた作品だと思いました。(礼になって、急に"古手神社の至宝"なる、ドラえもんの秘密道具的なものが次々出てきた感はありますが)ひぐらし本編ではありえないifなので、特別編っぽい内容だと思いました。ただ、最終話の直前までどう畳むのか、ハラハラしながら読み進めていましたが、最終話で急に慌ただしく畳み始めた感じがしたため、欲を言えばもう少し尺が欲しかったと思います。とはいえ、十分楽しめる内容でした。原作を損なわないコミカライズだと思います。できれば罰恋し編も読んでみたいですが、難しそうだな。
漫画を探す
話題のニュース