ひぐらしのなく頃に礼

竜騎士07

3.36

928

発刊:2011.12.22 〜

既刊1巻

『ひぐらしのなく頃に礼(1)』巻の書影
いかさまさん、他1人が読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.36

22件の評価

3.8

1巻まで読みました

「ひぐらしのなく頃に・礼」の短話、賽殺し編のコミカライズ。
「ひぐらしのなく頃に・礼」は、"賽殺し編"、"昼壊し編"で完結となります。
一応、さらにおまけのショートシナリオである"罰恋し編"も漫画化していますが、単体で販売はされておらず、別の章の購入特典だったため、微妙にプレミアがついています。
古本で安値で見かけたら即購入ですね。

昼壊し編がコメディ枠だったのに対し、本作はシリアス展開です。
本編の完結後、プールに遊びに行った部活メンバーだったが、古手梨花はちょっとした不注意でトラックに撥ねられてしまう。
梨花が目覚めた世界は、元の世界とはどこか違うifの世界だったという展開です。
主人公は古手梨花。
「もし全てのサイコロの目が良い方向に転がっていれば」という世界で、それでも元を選択したいか、戻るべきかという内容で、とても矛盾なく練られた作品だと思いました。
(礼になって、急に"古手神社の至宝"なる、ドラえもんの秘密道具的なものが次々出てきた感はありますが)

ひぐらし本編ではありえないifなので、特別編っぽい内容だと思いました。
ただ、最終話の直前までどう畳むのか、ハラハラしながら読み進めていましたが、最終話で急に慌ただしく畳み始めた感じがしたため、欲を言えばもう少し尺が欲しかったと思います。
とはいえ、十分楽しめる内容でした。
原作を損なわないコミカライズだと思います。
できれば罰恋し編も読んでみたいですが、難しそうだな。

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