花のズボラ飯

久住昌之水沢悦子

3.28

3938

発刊:2010.12.20 〜

既刊3巻

『花のズボラ飯(1)』巻の書影
『花のズボラ飯(2)』巻の書影
『花のズボラ飯(3)』巻の書影
rsaさん、他2人が読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.28

72件の評価

3.7

3巻まで読みました

一時期流行ったグルメ漫画の先駆けのような作品です。
一話完結形式の(一応)料理漫画で、夫が単身赴任で不在の主婦「駒沢 花」が、毎日テキトーなご飯を作って食べる話になっています。
ストーリーといったストーリーはなく、各話、基本的に一人ということもあって凝ったものを作りたくない主婦が、ズボラ飯、と言いつつもいい感じのご飯を作って、超絶自画自賛をしまくりながら飯をかっこむ展開となります。

原作は『孤独のグルメ』の久住昌之氏で、『孤独のグルメ』同様、主人公の独白シーンが多いです。
ただ、『孤独のグルメ』と異なり、主人公のセリフがすごく騒がしいです。
一人なんだよね?と疑いたくなるくらい、大声で実況、ときに一人でノリツッコミを入れながら料理する姿は、傍から見てヤバい人レベルです。
例えば、一巻序盤では、「ブタと呼ばれてもいいっ 幸せなブタちゃんです」と叫びながら卵かけご飯をかっこみます。
常時そんな感じで、とにかくハイテンションです。
一人なのにハイテンションで飯を食う花ちゃんの姿を微笑ましく見守る作品です。

なお、飯を食うときは「うまいうまい」と騒ぎながらよだれを流して歓ぶので、そういう花ちゃんが受け入れられるが否かで、本作も楽しめるかどうかが異なると思います。
不快に思う方はそうだと思いますが、個人的にはだらしない姿をしつつも、どこかエロい花ちゃんのリアルなアラサー一人暮らし生活は、観ていて楽しい気持ちになりました。

絵柄は、2021/8現在、某エロ漫画の巻末おまけマンガを連載しているマンガ家・うさくんにそっくりで、同一人物ではないかという声もあります。
事実、たしかにパット見は似てますね。
ただ、うさくんも昔から知っていますが、普通に絵が違うので別人だろうと思います。
同じ作者という話がネット上にあったからといって、ズボラ飯のイメージでうさくんの単行本を手に取るとびっくりしちゃうと思います。

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