この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.64

189件の評価

3.0

5巻まで読みました

このレビューにはネタバレを含みます。

すごく複雑な気持ちになる漫画。
白鳥の湖とか、カノン流しながら読んだ。

主人公の執着に共鳴する部分もあるから複雑なんだと思う。不倫は気持ち悪い。けど、不倫を許す許さないと裁く権利は当人間にしかないしな…とかグルグルして、より気持ち悪くなっちゃった。
主人公は好きゆえに空回りしちゃうのだな〜経験ないゆえ力こめすぎちゃうのだな〜。
そこのとこへの共感性羞恥もあり…。

1巻読んだときは『青野くんに会いたいから死にたい』と同じ空気感を感じた。
『あげくの果てのカノン』から不倫の気持ち悪さを抜いたのが『青野くん〜』って感じ。

ただ、変わっていくことの恐ろしさとか、好きという魔力が空回っちゃう痛々しさとか、非情に描き出してる作品だと思う。読んでてとっても辛かった。主人公のことも好きになれない。


最後のシーン松木平さんじゃないのかよ!!!
先輩???え???
巻数の限界なんだろうけど、伏線も広げっぱなしで、
修復のこととか、地下地上のこととか気になる設定も多くてもやもや。でもそのSFぶっ飛び具合があったからこそ、主人公の気持ち悪い部分とか、不倫とかに対する嫌悪感が緩和されてる感じはした。

12

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