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石塚真一
4.31
42081
新刊通知
発刊:2013.11.29 〜
完結・全10巻
1051件の評価
masososo
4.3
音の聞こえない漫画でジャズをテーマにするってすごい。聞こえないのに聞こえてくるような熱量。
梵
4.8
このレビューにはネタバレを含みます。
今、一番面白いと言っていい漫画。ジャズの事を何も知らなくても、その熱さや素晴らしさは伝わってくる。このファーストシリーズは主人公がジャズのプロを目指して上京し、仲間を見つけて注目されるまで。メンバーとの厳しくも互いを高め合うやり取り、突然の別れと日本からの旅立ち。どれもドラマチックで読み応えあり。要所要所での、主人公や周囲の人々の言葉も深い。コミックスには1巻ごとに、主人公の関係者へのインタビューが付いており、それも現在の主人公の様子やどのように思われたかが伺いしれて楽しい。
咀嚼
4.5
ジャズ漫画 この漫画の凄いところは絵から音が聴こえてくる感覚がするところ
んやさん
5.0
鳥肌立つシーンでちゃんと鳥肌立つ漫画は傑作漫画説を持ってるんだけど、これもそのひとつ。
kiri
お洒落な方じゃなくて熱い方のジャズ。こういうキラキラした音楽漫画が存在することが嬉しい。音楽はスポーツに似た側面がある。田舎の真っ直ぐな普通の男の子がデッカイ野望を抱いて、毎日努力してレベルを上げて、上京して仲間を作って、生活に苦労しながらも大舞台に立つために、世界一のプレーヤーになるために、音楽にすべてを捧げる。そんな少年漫画みたいなノリと温度感のストーリー。凄いのは音楽のプレイ中の描写。戦闘シーンやスポーツの試合などと違って物理的な動きがないため躍動感や熱量を伝えるのが難しいはずなのに、紙から爆音が鳴っているかのごとく迫力がある。荒々しいタッチや人物の表情や汗、楽器の輝き、それらが、魂を震わす演奏をしているということに対する説得力を出している。1話分セリフが一切無くずっと演奏シーンを描いていたところがあり、そのページの構成にもびっくり。観客の顔をよく描写する点も印象的だった。作者さんは音楽をよく分かっているなあという感じ。お客さんの喜ぶ顔こそ音楽の醍醐味。ところどころ挟まるインタビューにて大が世界的なプレーヤーになったことを仄めかせ、本編は彼の下積み時代の伝記のように読める構成になっている。今まさに未来の怪物プレーヤーの誕生に立ち会っている、というワクワク感に心が震える。とにかくいろんな面で「男らしさ」が強調されるので、良くも悪くも物語全体に男臭さが漂っていた。毎日河原で日が暮れるまで練習して、体力は尽きなくて、楽器がボロボロになるまで雨の日も風の日も屋外で吹きまくって(本当は絶対ダメ)、楽器ひとつ持って一文無しで上京して、必死でバイトして生活費をなんとか稼ぎながら練習に明け暮れる、みたいな日本人が大好きな上京モノストーリーによくある粗野な男の子の生活。地元のバスケ部の友達とバカ騒ぎしたりたまにはちょっと真剣な約束交わして別れてみたり、そういう男同士のノリ。いちど腹を決めて上京したからには、夢が叶うまで絶対に故郷には帰らない、みたいなちょっと古い男像。眩しくて憧れる反面、私達には立ち入れない世界だから悲しく悔しくもある。雪祈の10巻目の展開はちょっと予想外で、彼のルーツや積み重ねた年月を思えばそれがどれだけ辛いことかと思うし、でも作曲に転向するとのも彼らしいとも思った。プレイ自体に音楽の喜びを見出すタイプと、作曲で音楽を理解しそこに至高の美をみるタイプと、それぞれいる。身体で音楽を感じることと、頭で音楽を感じることは似ているようでぜんぜん違う。とにかく勇気をもらえる作品だった。わたしもこんなふうに音楽に熱中したい、目指すものに向かって全力で駆け上がりたい。それからブルーノート東京に行って本物のジャズを浴びたい。彼のこれからの海外での活躍を見届けたいので、続編も必ず見ると思う。
Yudai Taoka
4.0
評価保留
シュン
3.8
熱を感じる、音が聞こえる。不思議。こんなにも何かに一心不乱に打ち込める事って難しい。だから引き込まれる。真っすぐ突き進むって気持ちがいい。
がつぼう
熱い。音が聴こえてくるようだ
カーナレスト
序盤の成長物語と思わせておいてのラストの展開は鳥肌ものだった
Taka29
藤崎での作者の石塚真一のなまの対談を見て面白そうだなと感じたのが読むきっかけなのだが。楽器の音が聴こえてくる漫画の意味がわかったしそれだけではなくて町並みの音や生活音も聞こえてくるようで本当にリアルだなぁと心からそう感じる作品だと思った。
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