長閑の庭6

アキヤマ香

3.48

3412

発刊:2014.10.10 〜

完結・全7巻

長閑の庭6巻の表紙
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長閑の庭(6)のあらすじストーリー紹介

榊教授(64歳)への感情は恋ではないと、本人から何度も否定され続けていた元子(23歳)。それでも何度も、榊に恋していると告白する元子に、教授は初めて「恋」だと認めた。元子の親友・樹里は、片思いしていた田中とつきあいだすが、田中は未だ元子に想いを残していて・・・。ある日、教授とデートができることになり喜ぶ元子。そこで改めてした告白に対し、教授は今までとは異なるリアクションを――!?

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長閑の庭のクチコミ

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3.48

33件の評価

5.0

7巻まで読みました

描写は女性マンガですが、ストーリーは「どのジャンルにも属さない、読者が登場人物になれるマンガ」だと思います。
月30冊近く、いろんなジャンルのマンガを読んでいますが、5年間作品をずっとリアルタイムに追いかけられたのは、これが初めてです。

『校内恋愛』・『年の差恋愛』はよくあるテーマですが、「人がどう恋に落ちて、その後どう動くのか」という、人それぞれの『恋の定義』をテーマとし、そして「世の中が求める『普通』に対して、人はどう向き合っていくのか」を、とても美しく繊細な描写と言葉で表されています。

主人公がごく普通な上に、マンガでよくある「人間としてあり得ないスピード」で成長する事もなく、他の登場人物もよく見たら街中にいるような人々。
素敵過ぎる老紳士や美魔女かと思いきや、逆らえない老いと社会的立場にもがき、イケてる若者たちでも裏では努力と葛藤をしていたり。
読者も読んでいるうちに、気が付いたら登場人物たちに寄り添って、一緒に一喜一憂している気持ちになれます。

ストーリーの流れは、目に見えて激しく動くものではありませんが、ストーリーに浸ったとたんに、ちょっとしたジェットコースターに乗った気分!
静かに始まり、上下に動くコースに叫び、静かに終わる頃にまたこの「ジェットコースター」に乗りたいと思う、そんな男女問わず読める作品だと思います。

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